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麻婆豆腐はロマンである

奥が深いと言われている料理って色々あると思うんですけど、その中でも代表格と言えるんじゃ無いかと思ってる3つが(完全なる独断と偏見です、異論がある方は是非コメントで教えてください笑)、

チャーハン、カレーライス、そして、麻婆豆腐です。

それぞれ、素やルーを使わない前提で言えば、チャーハンはシンプルであるが故の奥深さ、カレーは使うスパイスの組み合わせなどの複雑さゆえの奥深さです。

そして、麻婆豆腐。工程自体は炒めて煮込むだけ、でも材料はネギ、挽肉、ニンニクなどやや多め、といった両者の中間とも言える存在。

つまり、それだけ作る人のこだわりが出やすい料理だと言えます。
自分の理想とする味を追求しやすい料理、だから


「麻婆豆腐はロマンである」


です。


そもそも麻婆豆腐にこだわりを持つようになったきっかけは、「仮面ライダーカブト」で水嶋ヒロさんが演じる主人公の得意料理が麻婆豆腐だったからです。

でも、当時は実家に住んでいて、母がニンニクもネギも苦手なので麻婆豆腐は丸美屋のレトルトのやつしか食べた事が無かったんですね。

なので、一人暮らししたら絶対自分で作るぞと息巻いていました。

で、いざやってみると、挽肉の量、どう炒めるか、使う調味料の比率、豆腐は木綿か絹かなどなどこだわりポイントが多くて、本当に奥が深い!!

あらゆるレシピ動画やブログを見て勉強して試行錯誤しました。

そしてようやく自分なりのこだわりポイントを見つける事ができました。ざっと紹介していくと・・・

・豆腐は木綿を使い、よくレシピに載ってるような下茹ではしなくていい。下茹でしない代わりに煮込む水を少なめにし、長めに茹でる事で、豆腐が含んでる大豆の旨みが汁に溶け出す。

・ひき肉は少なめでいい。最初に炒める時は焦げる寸前までしっかり炒める事で肉の旨みが引き立つ。

・決め手は砂糖を入れること。そうする事で辛さの中にしっかりとした甘さと旨みが作れる。

他にも細かいポイントはありますが、大まかこんな感じです。


こうして読んでもらうとわかると思いますが、僕が大事にしてるのはそう、
「旨み」
なんです。

麻婆豆腐なので基本は辛くていいんですが、その中に潜んでいる「旨み」という名の愛嬌。これが重要なんです。

辛くするだけなら簡単なんですよ。豆板醤を多く入れればいいだけなんですから。

自分で作るのみならず、お店でも麻婆豆腐を食べていますが、しっかり「旨み」を感じられて美味しく感じた事は今のところ、無いですね。

今日、外出先で某店にてこちらを食べましたが、やはり今一つでした。

これならやっぱり自分で作った方が美味しい。

旨み自体は恐らく日本特有の味覚なので、本場中国で作った物は多分そこにはそぐわないでしょう。

でもいいんです。日本人が自分に合う物を追い求められればそれでいいんです。



というわけでほろ酔いのおっさんがただ麻婆豆腐について語る記事でした笑。

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