出産って大変だな!

前回、結婚と妊娠の話をしたので、
今回は出産の話をしようと思います!

妊娠期間はいろいろあったわけですけど、
ちゃんと臨月までお腹にいてくれたし、
順調に育ってくれていたので
いつ生まれてもいい状態になっていました。

医師からも「そろそろ動いて出産準備しましょう!」
って感じでした。

だからよくラジオ体操やそのとき流行ってた(?)
妖怪体操などをしていました。
あとはウォーキングしたり、ウィンドウショッピングしたりしてました。

予定日の前日、微弱陣痛が始まりました。
『お、ついに来た!』
って思ったんだけど、そこから全然進まず、
10分おきには痛くなるんだけど、
モニター上では微弱だし、子宮口も開いてなかったんです。

一応病院には行ったけど、帰されて、
次の日も同じくらいの感じが続いていて、
でも、結構痛かったんです。
骨を砕かれるような痛みが下腹部に定期的に来ていて・・・。

それで予定日を1日過ぎた日に、もう一度病院に行きました。
そしたら子宮口は5㎝ぐらいしか開いていないけど、
とりあえず「入院」って形になって入院しました。

昼食も食べれないぐらい痛くて、3分間隔で痛いんだけど
まだ微弱だし、子宮口が開いてないから、
まだまだ我慢しなくちゃいけなくて。
さすがに段々イライラしてきた・・・と思ったら、
破水してトイレで確認したら、
それが濁ってたんです。

実は昼から2回ほど、お腹の中の赤ちゃんの心拍が下がっていたらしく、
医師が助産師に「何で報告しないんだ」とか言ってました。
『いやいや、それ私の前で言うなよ』
って思いながら聞いていました。

それで、破水が濁っているっていうのは、
まあまあ大変なことで、
お腹の中の赤ちゃんがストレスに感じると
便をしちゃうんですね。
本来なら、生まれてからしかしないはずの便をしちゃうんです。
それで羊水が濁っていたんですけど、
それだけじゃなくて、
こうなったら、お腹の中の赤ちゃんは自分の便を
吸い込んでしまうので、窒息してしまうんです。

だから緊急を要する状態でした。
すでに母は付き添ってくれていて、
緊急帝王切開の話になったんだけど、
旦那が仕事の時間帯で電話に出ず、
「旦那さんの承諾がないと手術できない」とかで、
さらに1時間ぐらい待たされたわけですよ。

もう、こっちはぶち切れですよね。
わかりますよ。
旦那の承諾が必要なのは・・・。
このご時世、モンスターペイシェントって言って、
クレームをつけてくる患者のことなんですけど、
そういう人も多いから、簡単にはできないことぐらい。

でも、そんなことよりお腹の中の赤ちゃんの赤ちゃんの命ですよね。
これで、もし、命を落としていたら逆に訴えますよ。
それが普通の間隔だと思うんですけど。

それで、医師に向かって
「心拍2回低下してるってどういうことですか?
ちゃんとモニター見てたんですか?
見てたらこんなことにはならないですよね。
それに今めちゃくちゃ陣痛来てるのに、放置って!
これ以上、赤ちゃんが降りてきたら、
手術も難しくなるんじゃないんですか?
それでも医者・看護師ですか。」
と言ってしまいました。
私も実は産婦人科病棟勤務の経験があったので、
知識はありました。
だから、看護師としての自分と産婦としての自分が
混じって、言いたい放題になったわけで。

後々、ちょっと言い過ぎたとも思いましたけどね(反省)

で、旦那に電話が繋がって緊急帝王切開になったんだけど、
腰椎麻酔(腰から下の麻酔)を腰から注射器を挿入して注入するんですけど、主治医が下手で・・・。
「陣痛も来てるのにモタモタしやがって」
ってぶち切れそうになった瞬間に、先輩医師に交代して
スッと入れてくれて、陣痛もなくなり、やっと気持ちは落ち着いたんです。

それで手術始まってすぐに出て来たんですけど、
胎児仮死状態(赤ちゃんがかろうじて生きてる状態)で
泣くわけもなく、小児科医が必死に処置して命は取り留めました。
赤ちゃんを一瞬だけ見たら、
NICU(小児集中治療室)に連れて行かれちゃいました。

でも一安心はしました。
それで、よくテレビで見る赤ちゃんに会えた瞬間、
感動で涙が・・・・とはならず、
どちらかと言うと、医師に対して
「おまえ、マジで赤ちゃんにもしものことがあったら
ただじゃおかねえぞ。」
なんて言う怒りと、麻酔による気持ち悪さで
泣くことも出来ず、手術が終わるのを待っていました。

手術の日は、赤ちゃんには会えなかったけど、
次の日には会いに行けました。
元気な赤ちゃんを見て、本当に安心しました。

前日に怒り狂っていたのを全て忘れさせてくれました。
顔は胎児仮死の影響でむくんでいて、
実際かわいくはないんですけど、
めちゃくちゃ可愛いんですよね。(当たり前ですね)

私は6日間で退院して、
赤ちゃんはまだ退院できなかったから、
毎日、自分で母乳を出してそれをパックにつめて
自分で運転して、会いに行ってました。

よく「産後は休息してください」とか
「車の運転は・・・」とか書いてありますけど、
私が行かなきゃ誰も行けない状態だったので、
片道40分かかる病院まで行ってました。


退院日

赤ちゃんは10日で退院して、実家で1カ月過ごしました。
まあ、産後7日目から活動的な私でしたから、
赤ちゃんが退院してきたときには、ピンピンしてましたよね。
「産後数日だよね?」
って言われるぐらい(笑)

そんな感じの出産経験でした。
今回はここまで、次回は育児ノイローゼについて書きます。
ちなみに、この子のときよりも
壮絶な妊娠・出産経験をこの後したので、
そのことも後々に書きますね。

追加
ちなみに、こんな感じでしたが、
退院するときは
「ありがとうございました。お世話になりました。」
ってな感じであっさり帰りました。
文句言ったり、訴えはしてませんよ。
赤ちゃんが元気に退院できたことで、
どうでも良くなっていたんで・・・。

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