みやび

社交不安歴10年です。 なんとかここまで生きてきました。 ずっと生きずらさを感じながら…

みやび

社交不安歴10年です。 なんとかここまで生きてきました。 ずっと生きずらさを感じながら、少しずつ自分を解放しようと思う日々です。 よろしくお願いします。

最近の記事

絶望そして再生

父は短気ですぐ怒鳴る人だった 母は完璧主義で失敗を許してくれなかった おそらく両親共に発達障害だった 私はおそらく理数系の学習障害だった 親子の関係が逆転した機能不全家庭に育った私 自分の尊厳を大切にすることを考えられなかった 恋愛 進路 仕事 ことごとく相手の ことを優先してきた 私はおそらくHSPだ 自分が愛着障害 社交不安障害に気づいたのは50代だった 生まれて初めて甘えて良いんだよと言ってくれた彼 けれども天国に行ってしまった 私は1人では生きてゆけないと思った 脱

    • さまようインナーチャイルド

      違う学区から進学した中学校 初めて出会った彼女たち 大人びた姿に言葉を失う ブラをしているのが当たり前 ブラを買ってもらっているのが 当たり前の家庭だったのだ 毒母は我に関心がなかった 家事と職人カタギの父の世話 何よりも弟が可愛いかった母 私のことは頭になかった 色々相談したいこともあった けれどそのうち期待しなくなった 私は1人で大人になった 私は何にでも過剰に期待してきた 仕事 友だち 恋愛 それはきっと 無償の愛に飢えてきたから 自分の中のインナーチャイルドを 自

      • 違う星の人

        お茶しませんか? 今日… 何回目かのメールのやり取りの後 それは突然だった 私の心に吹き込んできた風 どこか無機質な文章に 少しの違和感と少しの期待感 彼は自由でいたい 正直でいたいのだ 多数派の意見が通り易い日本 きっと生きづらさを感じてきたのだ 感情を表わさないその横顔 そこに見え隠れする孤独 独りの時間が欲しいのとは違う 独りが楽なのだ 私の中にも独りが楽 という感情がある だからお互いの領域を崩さない この関係が心地良いのだ 以前彼が言った 波長が合うと それはお

        • 羽ばたく

          私に関心が薄い人にはもっと共感してと言いたい 助言をしたがる人にはうっとおしいと言いたい ほどほどに私に共感してほしい と思ってしまう 私は本当に勝手な人間だ ほどほどなんてそんなに都合の良い人がこの世の中にいるわけがない もう止めよう他人から好かれようと思うのは もうそんな必要はないのだ 私を支配してきた毒母は近い将来 天に昇ってゆくだろう 私の憎しみの炎を知らないままに だからもう私は自由に羽ばたくのだ あの遠い日 美術館に一緒に行って 慣れた仕草で障害者割引の申請を

        絶望そして再生

          大人の恋

          唇をそんなに急に ふさがれるなど思いもしなかった 私にまだ女の部分があったのか 本当はそれを求めていたはず されど気づかないふりをしていたかった ずるい私は 好きだから抱きたいんだよ ここに来たのはそういうつもりでしょう? 違うと私は言いたかった コーヒーを飲んでのんびり過ごそうと 言った それだけだと思ってはいけないの?  暗黙の了解はフェアじゃない 最愛の人が天高いところヘ逝き もう恋はできないと思っていた けれど出逢ってしまった 全く別の個性を持ったあなたと ストレ

          大人の恋

          我毒母への詩

          私にはできないことがたくさんあった 靴ひもが上手く結べない 〇〇ができない 〇〇もできない 毒母は我に言う お父さんと同じ 不器用なんだから あの家の子と遊んではいけないと言う親 なぜ家の子と遊んでくれないのと言う その子の母 子どもの私が知ったこの世の不条理 高齢になった毒母が言う電話越しの声 「暑いから気をつけて」なぜ子どもの時に言ってくれなかった お前は お前は お前は 我は母の所有物だった 子どもの頃に知った絶望 他人は無責任に言う あなたのお母さんは綺麗ね

          我毒母への詩

          我毒母への短歌

          お料理も お弁当も全て手作りだったけど 子どもの私がほしいものはそれではなかった そういう世代だった そういう時代だったと諭されるたび 諭そうとする人に 分かるまい毒母への憎しみ この世には決して選べぬ運命がある それは母を選べぬことなり なぜ なぜ なぜ なぜ と永遠に問う 本も読み グループワークにも参加した カウンセリングも受けてみた けれど我心に溜まりし憎しみのマグマ いつ昇華できるのか なぜ母はいつも不機嫌だったのか 子どもの頃の我に言ってあげたい 淋しかっ

          我毒母への短歌