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ネタバレ記事:AC6のラスボスについての話

こんにちわんわん 621だよ

今日もアーマードコア6の話をするよ
今回はゲーム的な話じゃなく、ストーリーの結構なネタバレ話をするよ

ということで今後やる予定ある人・まだAC6を3周してない人はブラウザバックするかこっちの記事をよんでね







3周終わった人だけ残ったかな?

というわけで本題に移るよ

今回の本題は「なんでオールマインド(以下AM)が選んだ人間がイグアスだったのか」というお話し

ぶっちゃけ割と意味わかんなくて
「耳鳴りがする」という話を周回ごとにずーっと言ってるんだけど、言ったら悪いが、こんなチンピラを選ぶ理由がよく分かっていない…というのが正直なところ

一応随所にライバルキャラとして見せようと努力してる感はあるんだけど、ジェラシーを事あるごとにばら撒いてきたり、相対しても別にそんなに強くなかったり、さらには暗殺者を差し向けてみたりと、非常に小物ムーブが多くて…

なんというか、急に敵の格が10段飛ばしぐらいに上がるケフカみたいな奴
ケフカのように経緯が詳しく描かれたりしておらず、なんか理由はちょっと想像できるかもしれないけどなんでこいつなのかはわからない…という感じ

ということで色々考えられる理由を列挙していく
例によってアーカイブとか見返さずにストーリー展開で聞いたことだけを適当にくっちゃべるよ


理由1:強烈な自我を保つため、621に執着している人間が必要だった

最初に挙げる理由にして、下手すると最大の理由
コーラルに人の意識が溶け込む みたいな設定が確かあったんだけど、621視点の中ではコーラル女子のエアちゃん以外に人の声がはっきりと聞こえてくることはない。
「聞こえるでしょう?」みたいなことをエアちゃんから言われることはあれど、実際にはそれこそ「耳鳴り」のような「風の音」のような奔流が聞こえてくるだけになっている
あれ自体は621にも聞こえてる訳じゃなく、実はプレイヤーが感じた聞こえ方と同じなんじゃあないか?
というのも、コーラルには聞こえる意思や声も、人間視点からすると(それこそエアすらも)微弱なもので、それを感じ取れるコーラル由来の強化人間ですら、エアの声を聞くのが精一杯
それでもやはりコーラルの中ではエアは強烈な意志を持っていて、コーラルに指向性を持たせてACまで動かすことが出来たりする。
エア以外のコーラルが素直に動力になったり飯になったりするのは、恐らくその指向性が弱いのだろう

つまり、コーラルに溶けた人間の意思を無作為に使う程度だと、(エアと、その仲間である少なくともイレギュラーと呼ばれるほどの強さの621を殺すには)計画に対して不十分だという判断があるのだろう
AM自身はおそらくだが周回時の記憶も持っており、621の強さを十分に把握している
その証拠に、AMは3周目が開始して間もなく、(その周回では)大した実績も持っていないような恐ろしく速い段階で接触を試みてくる
そして、困ったことにそのエアとその用心棒である621を黙らせる手段が現状のAMには存在しなかった
どうしよう…と考えた結果、行き着いた答えはめちゃくちゃ単純で「621より強い個体を作って、621をそいつでぶち殺す」だった
作り方は簡単で、片っ端から高ランカーのAC乗りをぶち殺し周り、その意志をコーラルに溶かして、合体する
じゃあ誰がその強力な高ランカーACを殺すかって?
並のAC乗りじゃ無理だしなぁ…
そうだ!621に殺させたろ!ということでAMはことあるごとにACを時に差し向け、時に場所を伝えて、ランカーACを手当たり次第に殺させた
621を上手く使えれば、621を消すための戦力も、エアを消す手筈も整う と

そうすればAM主導によるリリースは成されて、AMがコーラルの王 もしくは神のような存在になれる

その総仕上げに、イグアスの出番が来る
対して会ったこともない人間にいきなりファンメは送るわ、依頼で会った時にぶっ殺してやるとかいいながら敵きたら協力しろとかほざくわ、暗殺者は差し向けてくるわ…
と、とにかくこちらに対する敵意を全周回で剥き出しにし続け、こちらから引導を渡す事も多かったイグアス
他の連中は621へのラブラブな目線はあれど、あんなにこちらを目の敵にしてくる奴は居ない
要は、621に対してガチで悪意のみを向けて殴りに行ける人間が、ストーリー上イグアスぐらいしか居ないのだ

そして、そのぐらいの強烈な意志を持っていないと、他AC乗りの経験や意識を混ぜこぜにし、強さに下駄を履かせた「621&エアちゃん殺害マシーン」を作るに足り得ない。そしてその殺意が向いている対象も非常にちょうど良かった
死ね、門倉甲!お前など呪われてしまえっ!許さんぞ門倉甲!忌々しい門倉甲!俺と同化しようとするなっ、汚らわしき門倉甲!

イグアス以外の人間をベースにした場合、下手すると「滅茶苦茶記憶も技能もすごいけど、意志という指向性を持つことが出来ず、なんも動けない木偶の棒」が出来上がるんじゃないかなと思う

まあ結局その作り上げた殺人マシーンに消えろォ!されて吹き飛んだのはさすがに誤算だったっぽいけど

あとイグアスは戦闘中に「お前を殺したら消える」みたいな事も言っているので、イグアスくんも621への復讐が意志の支柱となっており、それを果たすと他の人間と同じく、意志がコーラルに溶けていく事を自分で感じていてのセリフなんじゃないかな?

割と有力そうじゃない?

理由2:リリース後の主導権をオールマインドが握るのに、エアが邪魔で、結果的にどっちも嫌ってそうなイグアスが選ばれた

理由1の段階でも「エアと621を殺す」という前提で話を進めていたんだけど、じゃあなんでエアを殺す必要があるの?という話
これに関しては多分だけど「強い意志・力を持ったコーラル」が邪魔だったんじゃないかなと思う
自身の意志でACを動かしたり、その能力も621と渡り合えるレベルだったり、AMの死後、自身でコーラルリリースを起こせるほどの超超超優秀なコーラル

エアルートのラストでも、増殖するコーラルを見つめながら「レイヴン あなたと私ならきっと出来ます」と自身を指導者として見ていたりと、恐らくエアも、「コーラルという種族の中のイレギュラー」なのだろう
そう言った事情を(恐らく周回時の記憶で)知っていたAMさん
こいつが居たら計画の遂行に支障をきたすどころか、下手すると計画を乗っ取られてしまう。
(これに関しては事実乗っ取りが発生したため、AMの懸念は当たっていたということに)
なんとかしてエアを排除せねば…

しかし、それを成すことが前周から証明されている621を相手に、(私が主導する)リリースのためにエアを抹殺してください と言われても、多分今の621は納得しないどころかこちらを潰しにくる。
その解決策として、理由1の「ランカー抹殺御礼周り作戦」が始まり、同時に代表人格の選定も開始。

そのメンバーの中で、どっちもぶち殺してくれそうな「耳鳴りにイラつき」「野良犬への殺意に溢れた」イグアスは大の適任だったのだろう
理由1で上げた理論であれば、強さに関しては幾らでも下駄を履けてしまうし…あいつらを殺す理由が必要だったという感じ
まあそれでも力が足りなかったんだから、621のストーリー的な能力は本当にイカれてたんだなあと思う

理由3(追記):スネイルじゃだめなん?

結論から言うと多分ダメなんだろう
前周回から察するに、彼の高いプライドはアーキバスという組織に依存しているものでもあった。
つまり企業を支柱にしない「コーラルリリース」なるわけわからんものに割けるリソースはないし、下手するとそれこそ「アーキバスのために」裏切りが発生するかもしれない。
先述の通り、ブレた意志ではいくら強くても精神が保てない可能性もある
結果的に、彼はイグアスより“621を殺すための兵器として使うには”弱いということだったのだろう

その上スネイルはスネイルでクソ強バルテウス持ってきて尚且つ負けたので、こいつベースは多分だめなんだろうなと見限られてすら居たのかもしれない

まとめ・最後に

そんなこんなで、個人的にも「なんでこいつやねん!」みたいなことを割と思っているものに自分なりに理由を考えてみた訳だけど…

もっと納得いく理由がもしかすると色々見てるとあるのかもしれないな なんて思ったりもする
「ライバルキャラとして設定したんでこいつにしました〜w」だけが単純に理由なのかもしれないし

あと、ウォルターにしろエアにしろ、ラスティにしろ殴り飛ばすには心が若干痛むボスキャラが多かったので、最後に心置きなくぶっ飛ばせるやつがラスボスなのは英断なのかな なんてちょっと思った
あと途中でもチラッと触れたけど、こいつラスボス張れたジルベルトって感じするよね 好きな人はめっちゃ好きそうというか…

余談だけど、最後の「イラつくぜ…野良犬に…憧れたんだ…」はめっちゃ好きなセリフです
あと無人機体が襲ってきたときにイグアスタコ殴りにしたときの反応とかも好き
ただ、あんな素晴らしい上司を持った調子乗り狂犬のイグアスくんをここまでへし曲げてしまった621くんは割と罪深いなと思う 罪な男だぜ

小物界のエース イグアスくんを今後ともよろしくお願いします(急な母親面)




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