#26【就職・転職日記⑦】自分の人生を生きることの大切さ~良い子思考の呪縛から解放された話~
こんにちは。就職・転職日記の第7話目です。
今回は追い込まれた状況でどうやって自分を立て直していったのか、第1話のタイトルにもした「良い子からの脱却」できた話を書きます。
○自分の置かれた状況
20代後半で転職回数3回、全て異業種。
1社長くて4年弱、直近は半年在籍で離職。
この状態で次の仕事を探すのが難しいというのは、想像に難くないかと思います。
○転職活動しながら漠然と考えていたこと
長男が生まれてまだ0歳、妻も産休で収入は0。
これまでの蓄えがあったので向こう1年は大丈夫な見立てでしたが、収入がないので、ひたすら貯金を食いつぶすだけです。
まずは収入を確保すべく仕事に就かないといけない。すぐに転職活動を始めましたが、エージェント経由で紹介を受けられる求人は、これまで辞めた同業他社の求人ばかり。当然ですが年収はダウン。キャリアが積みあがっていないんですから当たり前ですよね。
動きながらでないと心の平静を保っていられなかったので、色々な企業に応募しながら面接等も重ねていましたが、心の奥では、
これがうまくいっても、結局これまでの二の舞になるだけだろうなぁと感じていました。
またすぐに辞めることになるだろうと。
○これまでの人生の振り返り
転職活動は基本的に、過去の実績を踏まえて、
転職先で価値が発揮できるのか、
再現性をアピールするわけですね。
つまり、必然的に過去の振り返りを行うことになります。
この時も振り返りは行っていましたが、
もう諦めにも近い心境だったので、
なんでこんな状況になっちゃったかなあと、
漠然と考えていたんですね。
小学校~大学まで、真面目な良い子で過ごしてきました。ちゃんと勉強もして部活も頑張ってきました。決められたことを、決められた通りにやってきた。
つまづいたのはやはり社会人から。
最初の記事でも書いた「良い子思考」のままですから、失敗するわけです。
また、会社ごとにも振り返りをしました。
百貨店
第一志望の就職先じゃないことをずっと引きずっていました。
百貨店の従業員という現実に向き合いたくないので、何も実績がないまま、プライドだけが高い状態だったなあ。
コンサル
コンサルタントは経営に携わるビジネスのプロです。そういう立派そうな仕事に携わるというところに価値を感じていたのではないか。
人材
ネームバリューのある会社でした。
本当に人材を介したビジネスを自分はやりたかったのか。自信を持って頷けない状態でした。
結局、私の社会人8年くらいの期間は全て、
周りからの目を気にしていたんですね。
しかも、その「周り」というのは、自分が勝手にイメージで作り上げたもので、特定の誰かでもないわけです。周りからの承認という謎の妄想に憑りつかれて、名前が知られた会社で立派そうな仕事に就く事で、自分の気持ちを落ち着かせる不毛な戦いでした。
詰んだなぁという諦めにも近い心境になったことで、ようやく、自分を縛っていた思考の呪縛から漏れ出るように本音と向き合うことができたんです。
加えて別の感情もありました。
逆に真面目が良いとされてきてその通りにしてきたのに、なんで自分はこんな状態なのかと。
ちゃんとやってたじゃんと。
勝手に怒りが湧いてきました。
自業自得なくせになんとも身勝手な話なのですが 笑。
あー、もう良いや、自分の幸せのために誰に何言われても勝手に生きてやろう。
ここでようやく覚悟ができたわけです。
「覚悟」と書いたのは、良い子思想から離れることが怖かったかです。
これさえやってれば良いと盲目的に努力するのって、楽なんですよね。考えなくて良いから。
でも、自分で考えて歩いていくことって、大変なんですよね。
思考を切り替えることで、自分がこれまで間違っていたと認めるような感覚があった。
この間違いという感覚も、今思うと良くなくて、別に思考の癖が偏ってたから直せば良いだけじゃんて思うんですが。当時は覚悟がいったわけです。
私が良い子から脱却できたのは、
状況が詰んできた時でもきちんと自分の現状を把握しようと努めたからでした。
真面目であることも捨てたもんじゃないですよね。方向性を直してやれば。
自分の人生を生きようということ。
自分の幸せのために仕事をしようということ。
次回の記事では、ようやく良い子から脱却できた私が、どういう作戦で転職活動を行い、現職への就職に至ったのかという点を書きます。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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