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2世から見た新興宗教解体文書~子どもが新興宗教に入りたいなんて言い出さないためにできること~

以前有料記事でオルタナティブスクール見聞録という記事を書いたのですが…それに比べてなんともまがまがしいタイトルですいません。
でもこの課題が今ワタシの中で熱くて。
というのも若い人が新興宗教に入ろうとするのって特別なことではなく、きっと誰にでも起こりうることだと思うんです。

ワタシにはひとつ上の従兄弟がいるのですが、宗教をやっていたうちと違ってまっとうな家庭に育った子で、子どもの時に一回だけお家に遊びに行ったことがあるけれど、ピカピカの一軒家に広い子供部屋、おもちゃがたくさんという感じに幼いながら驚いたのを覚えてるんです。うちがボロアパートを転々としていたのとえらい違いだったので。
そんな従兄弟が高校生になってなにを思ったのか自分も新興宗教に入りたいと言い出したことがあって。家族総出に止められて思い止まったようですが
なんで?
あんなに幸せな環境だったのに?
あんなに恵まれてるように見えたのに?
と思ってしまった。
そういえばうちの父も良いところの坊っちゃんだったのに学生の時に勧誘されて新興宗教に入ったのでした。人の幸せってお金だけでは決まらないんですね(もちろんあるにこしたことはないんだろうけど)
だからうちの子たちもそういうことになる可能性は十分あり、今から予防したいと考えているのです。

今回の記事はどんな人が入信してしまうのかについて考察しています。よく聞く先祖の霊が成仏できなくて災いを起こしているなんていわれて、困りごとを抱えた人が入信してしまうケースもありますが、それはもう多くの情報が出回っているのでそれ以外のケース。
うちの両親みたいに若くして勧誘されて入信したという人の傾向を掘り下げます。

ワタシたち2世はそいういうパターンで家族になったグループでぎゅっと集められていたので、なんとなく周りの大人にこういう傾向があるなと幼くして思っていたワタシは、なにも秀でたものはなかったけれどもしかしたら観察眼だけはあったのかもしれません。
というわけでどんな人が布教されやすく、入信しやすいのかという考察を深堀り。興味のある方はぜひ購読していただければ嬉しいです。

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