ソクラテスあほのすけ

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ばあちゃんの足の爪がぶどう色だった

おばあちゃんがお風呂から上がってきた。 目が合った。 すると嬉しそうに、そしてさも得意気に、おばあちゃんの真下を指差してこちらを見てきた。 その指のさすほうを見てみると、ものすごく派手なピンク色の爪があった。 外国にありそうな、グレープ味のお菓子みたいな色だった。 おお。 とだけ反応した。 正直、安っぽくて品のない色だなと思ってしまったところがあるのでこれ以上の言葉は出さないようにした。 おばあちゃんは続ける。 「どぉう?いいやろ?? おばあちゃんこの色好

    • 優しさのコモンセンス

      優しさとは、主体の中に苦しみを伴うものなのか。 自分は寂しさを感じるのがいやだ。 自分の中の寂しさを感じるのもいやだし、他者の中にある寂しさを感じるのもいやだ。 だからそれをなくそうとする。 例えば話す相手がいなくて寂しそうにしている新入生に話しかけに行く。 それが「優しさ」だと捉えられることは多い。 だから自分は昔から冷たいと思われがちだけど実は優しいのだと、そういう人間なのだと思っていた。 だが違うのかもしれない。 弟と話をした。 直接的に優しさについて

      • 人の目を意識した途端、おもしろくなくなる

        noteを書いてみようと思った。 私は普段から思ったことをスマホにメモしている。というか書き殴っている。 それを後から見返すと、結構おもしろい。 だからこれを色んな人に知ってもらいたいと思った。そしてそれに誰かが反応してくれたりしたらもっとおもしろいなと思った。 だから書いてみようとした。 でも、全然書き進められないし、自分で読んでも全然おもしろくない。 説明ばかりで自分の温度がない。 どういうことだよ。 かと言ってメモをそのままあげるわけにもいかないよな。

      ばあちゃんの足の爪がぶどう色だった