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クリスマスも過ぎて、いよいよ年末。予定のある方も多いのでしょう。ウチはいつも、穏やかにお正月を過ごしています。
田中弥三郎です。鍼灸マッサージ師をしています。
先日、我が家に妻の叔父や叔母(夫婦ではない)や従兄弟たちが集まり、食事をしました。

きっかけは、音頭を取ってくれていた叔父の死で

恒例になっていた、叔父の家

妻の父君は、7人きょうだい(たぶん)の2番目。誰が何番目でとか、私にはよく分かりませんが(笑)。義父は59歳で亡くなってしまいました。
田舎は四国で、大阪にいるのはきょうだいのうち3軒。その3軒とそれぞれの子どもたちの集まりを、きょうだいの末の叔父が取り仕切ってくれていました。
ですが今年の春に末の叔父が亡くなり、その奥さん(叔母)には病気が見つかり一人では暮らせなくなって、家は引き払われました。

お役目を引き継ぐことに

恒例になっていた親戚の集まりの場がなくなってしまったことで、我が家にそのお役目が回ってきました。子ども世代の年長はウチの妻でしたし、妻は面倒見のいいところのある人ですので。
私は家庭料理のレベルですが、料理をするのは好きです。実家からの野菜も盛りだくさん。加えて参加してくれる親世代は田舎育ちで、好きなものと尋ねたら「イモ!」とのこと。
美味しい子芋がいっぱいあるので、それを中心にメニューを考えました。頑張りすぎて、次回からのハードルが上がってしまった気がしますが、みんなに喜んでもらえて任務完了、といったところでしょうか。

親戚の集まりって、良いもんなんだ。

みんなそれなりに歳を重ねて

親世代はそれぞれ連れ合いを亡くしていて、ウチの義母と、義父のすぐ下の叔父、そして叔母(末の叔父の奥さん)の3人。
気難しいすぐ下の叔父は、これまた気難しい末の叔父と、よくいがみ合っていました。でもいがみ合う相手がいなくなってショックだったのか、声が弱々しくなっていました。
義母と叔父は、同じことを何度も繰り返すようになってきました。だけど、同世代の3人でいると繰り返しながらもニコニコ話していて。

親子って、年老いた親に対して心配な気持ちが先走ってしまって、言い方がキツくなってしまうもの。だけど親同士がニコニコしてる光景を見て、
「ニコニコできてたら、物忘れくらい別にいいよね。」なんて子ども世代で話し合っていました。

密かに企んでいたことがありました

私は訪問専門の鍼灸マッサージ師をしています。なので、いろんなお家にお邪魔して、いろんな御家族のお話を聞く機会が多くあります。
飾ってある写真のお話を聞くことも多く、ステキな笑顔のお写真だなぁと思って尋ねてみると、決まって家族で集まったときのお写真なんです。
それも旅行とか写真館じゃなくて、家に集まって家族が撮った写真です。

やっぱり1番いい笑顔になるのは、安心できる家族と一緒にいるときなんですよね。
ということで、ウチで集まったら写真を撮ってあげようと密かに企んでいたのです。

思った以上に大好評で

試しがてら、ゴハンを食べる3人の写真を撮ってみたら、みんながたいそう喜んでくれました。ほとんど隠し撮りみたいな、余計なものも写り込んだような写真で、こんなに喜ばれるなんて。
撮られたほうもその気になって、ちゃんとポーズを取って写したり、会話のなかで笑顔が出た瞬間を狙ってみたり。手当たり次第に撮りまくったら、なかなかいい笑顔の写真も撮れていました。

叔父は息子さんと一緒に参加してくれていましたが、その息子さんからも遺影にしたいくらいだなんて褒めてもらいました。

最終的にその写真を共有するのに、グループラインを作ることになりました。ただ素人が写真を撮っただけなんですけど、喜んでもらえて良かったです。

親の写真、いつ撮りましたか?

子どもたちの写真やペットの写真、推しの写真や景色や料理の写真は撮ることも多いと思います。
だけど私自身、両親の写真なんて撮った覚えがありません。
義母や叔父叔母は高齢ですので、元気に笑った写真が撮れるうちにと思ってのことでした。
でも考えてみると、3月に私の父は70歳になります。祖父は67歳で亡くなっていて、もうその歳は越えているのに、全然写真なんて撮ってない。
何かあったら、どうなってもおかしくない歳になってるんだなぁなんて、今さら自覚した次第です。
今からならまだ遅くないし、年末に帰ったら上手いこと撮ってみようかと企んでいます。

親の写真も、良いものですよ。笑えるくらいソックリだったりますしね(笑)


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