馬鹿な煙@妄ツイするひと

ゆるゆるやや長めの妄ツイをたれるアカウント

馬鹿な煙@妄ツイするひと

ゆるゆるやや長めの妄ツイをたれるアカウント

マガジン

  • 喫茶チャイティーヨ

    乃木駅から徒歩6分ほど。 カウンター5席、2名がけテーブル席2つ、 4名がけテーブル席1つ。 毎週水曜定休日の喫茶店。 チャイティーヨを舞台にしたお話。

  • After

    本編終了後を、妄想をマシマシに書いてく予定。 妄想仕事や妄想イベントが増えるので、苦手な人見ないほうがいいかも。 本文の後にライナーノーツ書き始めました。

  • 妄想の欠片

    書くか書かないかとか考えず、 思いついたことを吐き散らかすトコロ。

  • #本編(完結)

    4期生加入と共に運営入りし、 5期生加入と共に彼女らのマネージャーになった、 〇〇のお話。 どこから読んでもある程度問題ないよう書いてますが、構成の都合で話数を割り振ってます。

  • EX

    設定は#本編と同様。乃木坂以外の楽曲を題材に書く本編の合間のお話。

最近の記事

  • 固定された記事

#1 帰り道は遠回りしたくなる

〇〇:「お疲れ」 井上:「…お疲れ様です」 後部座席に乗り込んできた女の子は、傍目から見ても元気とは言い難い表情をしている。 〇〇:「なんか凹んでない?」 井上:「だって…」 井上和。 整った顔立ち、華やかな雰囲気。 街を歩いていればきっと多くの人が振り返るだろう。そのビジュアルの完成度はお披露目の動画が公開されるなり大きな反響を呼び、前回のシングルでは選抜入りを果たし、この日、今回のシングルで初めて表題曲のセンターを務めることが告げられていた。 井上:「…私

    • チャイティーヨの舞台(設定集)

      ・喫茶チャイティーヨ 乃木駅から徒歩6分ほどの路地にある、 隠れ家的な喫茶店。 カウンター5席、2名がけテーブル席2つ、 4名がけテーブル席1つ。毎週水曜定休日。 13:00頃〜19:00頃まで営業。 月に1、2回、19:00〜1:00までの営業を行う、 深夜喫茶チャイティーヨの日もある。 ・乃木駅 チャイティーヨ最寄りの架空の駅。 周辺を学校に囲まれており、放課後は学校帰りの学生で賑わう。 東に男女共学の乃木東高等学校、 西にお嬢様校といわれる乃木西女子高等学校、 北に乃

      • 雨と君と。

        〇〇「降ってきちゃったか〜」 この間の微妙な雲行きの際、鞄に突っ込んだままだった折りたたみ傘のおかげで事なきを得たものの、お店につくまで保っててほしかったお天気に裏切られ、歩みを早める。 4月頭。 世間は入学式や始業式、新生活を迎える時期。 僕自身もこの春、大学生になると共に一人暮らしを始めた。未だ軽い髪と耳に違和感を感じつつも、新たな生活に少しずつ気分が軽くなる思いだった。 この雨さえなければ。 入学式や午前授業や、オリエンテーションのみ。 そんな学校も多いこの時期は、

        • After6 Emotions

          井上「こんなとこいたんですね」 声をかけられてギクリとする。 〇〇「見つかった…」 井上「STARの皆が着替えたら、総括始まっちゃいますよ。さっきまで舞台袖にいたのに」 〇〇「いやぁ、ちょっとね…」 舞台セーラームーンが千穐楽を終えた。 STARの終演後、最後はMOONも舞台上に集合し、集まった観客に挨拶する流れとなった。その舞台上で想像を越えたものを見てしまい、つい袖から逃げ出してしまった。 〇〇「良い舞台だったね」 井上「はい…。終わっちゃうのが本当に寂しいです

        • 固定された記事

        #1 帰り道は遠回りしたくなる

        マガジン

        • 喫茶チャイティーヨ
          3本
        • After
          10本
        • 妄想の欠片
          3本
        • #本編(完結)
          16本
        • EX
          4本

        記事

          The Show Must Go On

          ずっとずっと昔。 人々の中から、特殊な異能を持つ者たちが現れた。 10%しか使われていない人間の脳の、残り90%の部分を発揮することによって発現したものとされたそれはSPECと名付けられ、その能力者達はSPEC HOLDERと呼ばれた。SPEC HOLDERは貴重な人的資源として、国家や結社の暗躍によって秘匿された。 より多くのSPEC HOLDERを有することこそ、世界の覇権を握ることだと。まだ世界はそんな事も知らず、水面下で行われる争いに気づかずにいた。 しかし、 その

          喫茶チャイティーヨ prologue

          〇〇「おはようございます」 店のドアを開けて、挨拶。 飛鳥「…おはよ」 入って右手側、カウンター内の隅っこ。 いつもの定位置でオーナーの飛鳥さんが、いつも通り読んでいる本からチラリと視線をこちらに移して挨拶を返してくれる。それが済むとすぐ本に視線を戻すのもいつも通り。 さくら「おはよう、今日は早いね」 カウンターの奥、キッチンに繋がる出入り口に掛けられたカーテンからさくらさんが顔を出す。 〇〇「今日は午後休講だったんですけど、一雨来そうだったんで、先に移動してきま

          喫茶チャイティーヨ prologue

          セラミュメッチャよくて辛い…。尊い…。書かなきゃ…。

          セラミュメッチャよくて辛い…。尊い…。書かなきゃ…。

          After5 アースダイバー

          〇〇「お疲れさまでした〜」 梅澤・遠藤・田村「お疲れさまでした〜」 後部座席に乗り込む一同と挨拶を交わす。 乃木坂あそぶだけの企画で、梅さんが小料理屋を開いてメンバーをもてなす“梅のや”が始動。企画の立ち上げで聞いてこれはあまりに良すぎる。と収録の見学にお邪魔させてもらった。とはいえただ見学だけして帰るのも何なので、その後の送迎を買って出た。 〇〇「いやぁ、めっちゃ良かったですね」 梅澤「ほんと〜?笑」 〇〇「ほんとに」 今回の企画は実際に梅さんが料理を作って、お客さ

          After5 アースダイバー

          4号警備 第6班

          〇〇「…梅澤さん、なんか嫌な感じです…」 梅澤「…可能な限り具体的に話せる?」 無線に手をかけながら、運転席の梅澤さんが問う。 〇〇「…すいません。このまま行くと何かあるって感じがするだけで」 梅澤「…引き返すべき?」 〇〇「……」 ちらりと後部座席の警護対象者の様子をバックミラー越しに確認する。イライラとした様子で進行方向を睨みつけている。 〇〇「…聞き入れてもらえるとは思えません」 梅澤「…わかってても飛び込むしかないか」 無線機のスイッチを入れて、梅澤さんが静

          After4.55 moonlight

          そこは、ずっと憧れていた場所だった。 小学生の頃から、ずっと挑戦してきた。 挑んでは敗れて、浮いては沈んだ。 高校2年。 進路を考える時期が来ていた。 これで最後。 そんな気持ちで参加したオーディション。 99%受からないと思ってた。 それでも残りの1%に夢を見た。 夢を叶えることに必死だった。 その分、叶った夢は愛おしくて。 けどそれは始まりに過ぎなくて。 誰からも愛される、可愛くて笑顔の似合うアイドルになろうって奮闘した。 与えられるチャンスは一つ残らず逃さないって

          本編1話の、帰り道は遠回りしたくなるが1000ビュー越えました。ありがとうございます。

          本編1話の、帰り道は遠回りしたくなるが1000ビュー越えました。ありがとうございます。

          After4 Sunshine Girl

          賀喜「…ねぇ」 〇〇「ん?どしたん?」 収録の合間、遥香が傍にやってきた。 賀喜「有休の消化ってまだ出来る?」  〇〇「うん」  賀喜「…今度美月さんと卒業前旅行の企画が配信中であるんだけど…」 〇〇「うん」 賀喜「…良かったら、一緒に来てくれないかな」 〇〇「……」 落ち着かない様子で視線を彷徨わせる遥香。 〇〇「いいの?」 俺が混ざって。 二人じゃなくて。 残り少ない時間だけど。 賀喜「寂しい思い出にしたくない。笑って、ちゃんとお見送りするための心構えがしたい

          After3.57 HOME TOWN

          〇〇父「よう」 〇〇「…どーも」 待ち合わせ場所にやって来た車から降りてきたのは〇〇さんと同じくらいの背丈の男性。 〇〇父「どーもじゃねぇんだよバカが…!」 〇〇「イッテ」 気まずそうに、よそよそしく挨拶する〇〇さんの頭を叩くお父さん。 〇〇父「すいません、後ろ、乗ってください」 ぺこぺこと頭を下げるお父さんの言葉を聞いて、私と与田さんは驚きながらも車に乗り込む。運転席にお父さんが、助手席にノロノロと〇〇さんが乗り込むと車が動き出す。 〇〇父「いや、すいませんね。

          After3.55 NIGHT TOWN

          その人はいつも控室の隅に立ってた。 高い背丈、オールバックにした髪、ちょっと怖い鋭目の目つき。 誰と話すわけでもなく、所在なさげに、居心地悪そうに。 4期生の加入と同じ時期に運営に入った〇〇さん。無口な人。そんな印象。 別にこれと言ったきっかけがあったわけじゃない。けど、ずっとなんとなく気になっていたことを、この日なんとなく言った。それだけのこと。 与田「…〇〇さんって背、高いですよね」 〇〇「え…、あ、すいません、デカくて目障りですよね…」 目障りって言葉、そんなスッ

          After3 DOWN TOWN

          与田「ついたね〜」 ぐいーっと伸びをしつつ、だっちょさんが言う。 井上「神戸、初めてです」 キョロキョロと周囲を見渡す和。 〇〇「全ツでも来ないからね〜」 本日は乃木坂あそぶだけの企画、餃子を食べるだけ。で我が地元神戸にやって来ている。 現在は神戸空港からポートライナーに乗り三宮駅に到着したところ。 〇〇「とはいえこのへんは人多いんで、ひとまず移動しましょう」 駅前の混雑では落ち着いて話もままならないし、導入を撮るにしてもここでは難しいだろう。 与田「まずはど

          ひだまりにうたう。

          小笠原諸島に名を連ねる架空の島、日向島。 その島唯一の高校は、この春全校生徒が50人を切るほどまで減少。いつ統廃合されてもおかしくない状況になっていた。 生徒数の減少により、部活動も縮小傾向。 自然豊かな土地の広さも相まり、運動系の部活が活発なため、文化系クラブは年々消滅。 せめて廃校になるまでは。 そんな想いのもと、たった3人の軽音部とたった2人の吹奏楽部が力を合わせ、“なにか”を成し遂げるために立ち上がる。 たった1人の島外からの入学者と共に。 ・日向島高等