掃除の会に参加して学んだこと33 ~ 汚れやすいポイントをつかみ、家での掃除に役立てられる。
月に1,2回、学校や公共施設などのトイレ掃除を行っています。
それぞれの場所ごとに、本当にさまざまなトイレがあります。
床がタイルの所があれば、フローリングの所もあります。
壁もタイルのところがあれば、木でできているところもあります。
便器にしても、陶器で色が白いところもあれば、水色や緑の所もあります。
いつだったか、白い便器の方が、値段が高いと聞いたこともあります。
学校であれば、最近は洋式が増えてきたとはいえ、和式のトイレもまだまだ健在です。
逆にウォシュレットや便座の保温機能がないトイレの方が多いのではないかと思います(私が掃除した学校のトイレの多くは、保温機能がない便器がほとんどでした)。少子化対策にお金も必要でしょうが、ぜひとも、今現在子供たちが生活している学校の中の設備にも税金をたくさん使ってほしいと思います。
さて、タイトルの話に戻します。
みんなが使う場所のトイレは、当然、使用人数も使用回数も多いため、汚れもたまりやすくなります。時に、トイレに入っただけで、鼻をつまみたくなるような、あるいは、、ツンとしたにおいがするトイレも多々あります。
臭いがするということは、どこかに汚れがあるということです。
何回も掃除をしてきたことで、それとなく、汚れがたまるポイントもわかってきました。次の通りです。
1 大便器 便が流されていない
まず多いのが、大便器。
便が流されずに溜まっている時があります。
特に学校の場合、子供達はセンサーのある便器に慣れているせいか、自分がボタンを押すなどして、水に流すことを忘れる人が多くなってきています。
あるいは、3階、4階のトイレになると、たぶん、水流が弱いためか、しっかりと流し切れないことも多いようです。
さらに、便器からはみ出していたり、便がこびりついていたりします。そして、掃除されずにそのままという状態です。
すると、そこから強烈なにおいがしてきます。
掃除する側としては、「ちゃんと流してよ~」「せめて、便器の中にしてよ~」と思いますが、子供なので仕方ありません。トイレで失敗した経験は誰だってあると思います。
2 尿こし部分に「尿石」がたまっている
男子トイレの小便器。ふたになっていたり、お皿がのっていたりしますが、そこを取り外すと、尿石がかなりついています。学校でも掃除タイムはあるでしょうが、なかなか蓋などを外して、中まで掃除しないと思います。
なので、長年の汚れ(尿石)が、ずっと蓄積され、臭いの原因になります。そして、そのままにしておくと、窓を閉め切ったり、6月などの湿気の多い時だったりするとかなりの悪臭となります。
掃除の会の人が言っていましたが、「荒れた学校」ほど、このトイレ掃除がしっかりされておらず、廊下に臭いが充満しているとか。さらに、トイレに近い教室にも入り込んできて、その中で子供たちが給食を食べる状態では、心が荒むのは当たり前でしょう…とのことでした。
良い学校かどうかは、トイレのきれいさや下駄箱の靴が整頓されているか(かかとがそろっているか)を見ると分かる
と言っていましたが、なるほど~と納得でした。
荒れた学校で、皆の心が落ち着かないからトイレ掃除ができないのか。
トイレ掃除ができていないから、皆の心が落ち着かなくなっていくのか。
どっちが先か分かりませんが、環境と心はつながっていることを思えば、たかが掃除、されど掃除です。
3 排水溝の中
特にみんなが使うトイレの床には排水溝があります。
こちらも、掃除中の汚水を流すところになるので、排水溝の中を掃除しないままだと汚れが溜まっていきます。
特に壁や床のほこりや髪の毛などが水と一緒に流れることで、排水溝のつまりの原因にもなります。
排水溝に手を突っ込んで中のごみ、汚れを取るのはかなり勇気が要りますが、「根本」の汚れを取り除かないと、うまく水は流れませんし、綺麗になりません。
以上が、学校や公民館などならではの掃除ポイントになります。
次に、公共施設もですが、家でも共通してにおいの原因になる場所、掃除ポイントを紹介します。
4 家でのお掃除ポイント
1 壁や床
目にはなかなか見えないですが(見える場合は相当汚れが溜まっていたとも言えます)、壁や床にはほこりや髪の毛が溜まりやすいです。
そして、そのほこりなどに臭いの成分がつき、くさくなります。
また、特に男性が用を足すときは、たいてい立ってするので、どんな工夫をしても「尿はね」を起こし、便器や床、近くの壁に付着しま。そのまま放っておくと「尿石」になり、アンモニア臭もひどくなります。
以前、NHKのテレビ番組で紹介されていましたが、立って用を足すと、どう工夫しても必ず尿はねが起きるそうです。
では、防ぐにはどうするか?
もう「座ってする」しかないと言っていました。臭いの観点では座ってすることが重要ですが、どうしても立ってしたい場合は、用を足した後、必ず壁や床をふき取ることをしないといけません。
2 トイレのタンク
最近は、タンク自体がトイレの個室になくなってきましたが、昔ながらの家には多くあります。
タンクには常に水があります。
湿度が高い状態で常にジメジメ。そうカビや雑菌が繁殖しやすい環境が整っています。
なので、ずっと放っておくと、カビで真黒くあるいは薄茶色くなることが多いです。
ふき取る掃除も必要ですが、カビなどは吸い込むと健康にも悪いので、市販されている洗浄剤などを使って一掃してしまった方がいいかもしれません。
3 換気扇
台所の換気扇も、定期的に掃除しないとひどい状態になります。
トイレも同じです。
白かった換気扇が、みるみる灰色に、そして放置すると黒色に変わります。
フィルターをはり付ける時もありますが、ほこりや汚れがついてそのままにしておくと、ほこりに臭いがつきますし、何より、空気の循環が悪くなり、臭いがこもってしまいます。
換気扇自体の洗浄と共に、フィルターの定期的な交換も必要です。
以上が、汚れやすいポイント。そして、臭いがきつくなる原因です。
芳香剤があるので、臭いはごまかせるかもしれませんが、汚れの中には細菌やカビ、ダニの死骸など健康に悪いものが隠れています。掃除しないまま、それを体に吸い込んでしまえば、体調やメンタルも落ちこんでいきます。
やはり、定期的に、念入りに、掃除して手入れすることが必要なのは、家でも公共施設でも変わりありません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。
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