ねこってこんなに可愛いの? 第17弾
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
さてさて、居眠り中の親父に代わって、野良猫たちにお昼ご飯をあげている長男のkindle作家。おかわりタイムの開始です。
1番食べていた、目元が見えにくい猫君については、僕が三寸の舌を持って説き伏せた結果、茂みの中に消えて行きました。僕には猫のニンがついているのと同時に、やはり僕は大の三国志好き。諸葛孔明のニンがつき始めているのかも知れない。まあ荀彧でも周瑜でも姜維でも万々歳だけどネ!
「黒猫君。君はさっき食べるどころか、輪の中にすら入れなかった。しっかり食べて、どうか弱肉強食の世界を無事に生き延びてくれ!」
僕の言葉が「いただきまあすぅ」の合図となったのか、黒猫と、2番手に食べていた野良猫がキャットフードを食べ始めた。
「まあいずれにしろ結果オーライだ。どう? 美味しい? 最高?」
どうやら僕のことは、もはや眼中にないらしい。
絶望します。
すると、またとらねこがやってきたではないか………。
「やあ、とらねこ。君は本当に真ん中が好きだね。だけど中央突破をはかると、他の子たちに嫌われてしまうよ」
とらねこは僕の忠告を聞いてくれようで、中央から移動を始めた。
やったあ。うれぴー。なんて喜んでいると、とらねこが驚きの行動に出たのであります。
「とらねこ。一体全体何があったんだ。僕に反旗を翻すとは、どういう了見なんだ。敵を作ってはダメだ。今一度冷静になってくれ。改めて話し合おうではないか」
お互い無言状態で対峙する、昼の14時。
だけどやはり僕には猫のニンがついているようで、徐々に僕の圧に押されていくとらねこ。
無言状態で対峙した結果、とらねこが不貞腐れてしまいました。
「よく食べたね。いい子たちだ。最後に挨拶をしておこう」
僕が右手の人差し指を伸ばした刹那、あっという間に野良猫たちが退散して行きました。とらねこもです。
絶望します。
「まあ今日が彼らとの出会いの日。これから徐々に距離を詰めて行けばいいじゃん。絶対そうじゃん!」
なんてポジティブな声を発した僕は、玄関のドアを開けた。
まだ椅子に座って寝ている親父。今日は久しぶりに歩いて、醤油ラーメンも食べきった。きっと良い夢を見ていることだろう。
起こすのもなんだと思い、僕はテーブルに置いてあるメモ用紙に帰る旨を記載した。
親父へ
これにて帰宅します。
桜をみながらの散歩。
子供のように食べていたラーメン。
とても良き思い出になりました。
どうぞこれからもよろしく。
いつまでもお元気で。
玄関の鍵を閉めると、僕は愛車に向かった。
「にゃあぁ」
野良猫の鳴き声に、僕は振り返りました。
「嗚呼…後ろ髪を引かれる思いとはまさにこのこと。また近いうちに再会しよう。約束だョ」
僕は愛車に乗り込むと、親父と野良猫たちとの余韻に浸りながら、自宅に向けて出発しました。
【了】
とらねこさんとのコラボ企画『kindleマガジン』発動中!
拙著もよろしくお願いします(^^)/
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