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2024年を迎えて

おはようございます。
Kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

大晦日は僕の大好きなタラバ蟹の足と爪を焼き、バター醬油で食べました。少量のサラダ油をフライパンに投入。タラバ蟹の足を焼きます。
「熱いッ」
タラバ蟹の足に水気が残っていたのか、サラダ油がはねました。
「バチバチバチ…」
数時間前に大掃除をしたキッチン。無常にも油が四方八方に飛んで行きます。僕は鍋の蓋で応戦するも水と油の戦いはヒートアップしていく一方。
「まあ良い。また掃除をすれば良いではないか」
冷静さを取り戻した僕は、換気扇をONにすると、鍋の蓋を盾代わりにタラバ蟹の足と爪を焼き上げました。

それでは喫食。
殻から慎重に身を剥がすと、表面に付着したバター醬油の風味が食欲をそそります。僕は口を天井に向けると、タラバ蟹の身を口内に落とし込みました。
「うまい…これぞ1年を締めくくるに相応しい料理だ!」
僕は一人、歓喜の声を上げました。
これがまたビールに合うんです。
ビールがグイグイ進んで止まりません。
「あと6本もある。これは嬉しい」
そう、タラバ蟹の足は全部で10本。8本という説があるが、実のところ2本は隠れているらしい。それに僕がタラバ蟹の足を解凍する前に、確かに10本あったのを確認済なのだから間違いない。

決して酔ってはいませんョ!

僕はその後も両手がバター醬油でベトベトになりながらも、タラバ蟹の足と爪を食べ続けました。
さすがは蟹の王様であるタラバ蟹。ちなみにタラバ蟹はヤドカリの仲間だという事をお忘れなく。

22時を過ぎたので、僕は年越しそばを湯がきました。
麺つゆの中にわさび、葱、天かすを投入し、食べました。もちろん、蕎麦湯も飲んで大変美味でした。

僕は東の窓を全開にしました。
今年も無事に除夜の鐘を聞くことができました。
おやすみなさい。

6時間後、僕は起床しました。わずかに頭が痛い…。
今年も初日の出を見れました。
ありがとうございます。
そして僕は天を見ます。
「蒼天よ…TAKAYUKIは今年、乾坤一擲の勝負に挑みます。どうかご加護を」
僕は蒼天に願いを託すと、豚汁を拵えました。
「なして豚汁? おせち料理を食うべよお~」
そんな声が僕の耳に届きました。

10代の頃、僕は友達と一緒に初日の出を見に海へ行っていました。それも毎年です。朝日が見えるまで寒さとの戦いです。そこに救いの一杯が…。
そう、炊き出しの豚汁です。冷え切った状態で食べる豚汁は、まさに至極の一杯。一心不乱に豚汁をかきこみます。
温まった僕たちはもはや無敵。平常心で朝日を見ることができたのです。

以来、僕は朝日を見たあとで、必ず豚汁を食べています。あの豚汁が忘れられないのです。

懐かしさを覚えながら、僕は豚汁を完食しました。
人生は短い。良き想い出を回想しながらも、前進あるのみです。

新年最初のエッセイでございました。
ここまでお読み頂いたみなさん、ありがとうございました。

朝日に背中を押されながら、パラパラを踊りたいと思います。


【了】

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