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NARUTOのサスケファンの謎

NARUTO
今見ても面白いですよね

ちょうどNARUTOやBLEACH、ワンピース等が連載され始めた世代で、一緒に育った感があるので非常に思い出深い作品です。
特に初期の、ナルトが境遇にめげずに努力していく所が非常に胸に来ます。最近読み返したら一巻が一番泣けた。

AkeboshiさんのWindがめっちゃあってて切ない…

それはさておき、今回はタイトルの通りサスケファンって謎すぎない?という内容を書いていく。

私は主人公であるナルトは好きだ。
苦しい境遇にもめげず、人一倍努力し、仲間を大切にし、他人の痛みを理解する事ができる。
しかし気味が悪いほどの善人というわけではなく、人並みに怒りや復讐心を持つ事もあるが、争いを収める為に私憤を収める事も出来る等、人間らしさを持った善人だ。

一方でサスケパイセン…。
正直サスケファンはNARUTO最後まで読んでいないんじゃないか?と疑問を感じざるを得ない。好きになる要素あるか?
復讐者や闇落ちキャラは私も嫌いじゃないが、あまりにアホすぎないかと。

中盤くらいまでは、一族を殺した兄に復讐するために、里を抜けて外法を使ってでも力をつけていくという根っからの復讐者といった感じ。
最初から親も友達も何も持っていなかったナルトと対照的に、全てを持っていたが、全てを失ったというサスケ。
異なる孤独を抱える二人のコントラストも良い感じだ。
そこまでは良い。ダークヒーローという感じでかっこよい。

呪印状態1のサスケ

問題はイタチとの戦闘後、イタチの真実を知ってからのムーブだ。
サスケはイタチにすべての重荷を背負わせた火影、木の葉隠れの里、そのような状況を作らざるを得ない世界を作った他の里の影へ復讐をする事になっていく。

自分を殺して平和の為に行動するイタチ
イタチの思いを無視する暴走機関車サスケ君

サスケ君??????
イタチはうちは一族という垣根を超えた視点で、身内を手にかけてでも、内紛によって争いが起きる事を良しとせず人生をかけて争いを未然に防いだのに、サスケはスクラップ&ビルドで一回まっさらにした後に正しい世界を作ろうというわけだ。
どして?復讐者として生きすぎてアホになっちゃった?
というかどう考えても胡散臭そうなマダラ(オビト)の言いなりになるなよ。死んだ後でも、保険として天照でイタチが殺そうとしたような奴なのに。

そして最終盤の忍界対戦でも、突然戻ってきてこれ。
アスペ??

仲間からも「ボケか?」「誰も火影なんて認めない」と総突っ込みを入れられている。

ラスボスを苦労して倒した後もこれ。
このシーン意味わかんなすぎて普通に笑った。
真に恐れるべきは有能な敵ではなく無能な味方である」とナポレオンは発言したという言われているし、仕事では積極的な無能ほど手に負えない等とよく言われるが、まさにこれだ。
しかもサスケはクソバカなのに、ナルト級に力を持っているのが厄介だ。

まあ同情の余地はある。
一族の因縁にめちゃくちゃ人生をかき乱されているし、イタチの思惑など知りようがないので、復讐者として生き過ぎた故か、止まれなくなったのだろう。
ダンゾウ殺害までは、まあ仕方ないんじゃない?と思う。
ただ当のイタチ本人と話しても、最後に五影処刑しようとしてたのは意味不明だけど。

BORUTOでは呪いの子のマルフォイのごとく更生して真人間になっているので、それも込みでファンというのはまあ理解できるが…
NARUTO本編では、生涯をかけて救おうとしていたナルト達の思いを無下にし、うまい事防がれたから良いものの、忍びの世界全体を崩壊させかねない企てに手を貸し、仲間の命を道具扱いし、忍びの世界を何度も救った英雄ナルトが片腕を失うまで戦わないと目を覚まさなかった暴走機関車サスケ君…。

ただ嫌いなキャラを語る記事でした。

ちなみにマイキーも嫌いです。
叩き潰すぜ!

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