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荒野の七人(1960)

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黒澤明監督の名作「七人の侍」を西部開拓時代のメキシコに舞台を移してリメイクした西部劇の金字塔的作品。メキシコの寒村イスカトランの住民は、毎年収穫期になると現れる野盗たちの略奪行為に苦しんでいた。ついに立ち向かうことを決意した彼らは、少ない資金を出し合って銃を買いに街へ向かう。そこで偶然にも凄腕ガンマンのクリスとヴィンと出会い、協力を依頼することに。仲間を集めて村にやって来たクリスたちは、住民を指揮して戦いの準備を整え、野盗たちを迎え撃つ。7人のリーダーとなるクリス役に「王様と私」のユル・ブリンナー。スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソンは本作の世界的ヒットにより一躍脚光を浴びた。監督は「大脱走」のジョン・スタージェス。 映画.com


有名も有名、 荒野の七人。

七人の侍のリメイクの西部劇。

元がとても面白く迫力があったし時代や文化的なことで違いはあるだろうけど、私はどちらも凄く面白く観れました。泥臭さや肉感的な感じは侍が凄いけど、スマートさはガンマンが魅力的な感じがしたり。それぞれ違いがおもしろい、どちらも好きです。


話はほぼ同じ流れですね。貧しい村を助けるため、安い報酬にも関わらず、このクリスを筆頭に訳ありな7人が集まっていく。

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この俳優さん、ユル・ブリンナー、声が素晴らしかった! 低くて太く、なおかつセクシー!

人の声って当たり前にみんな違うけど、耳に心地いい声ってすごく魅力的だし、重量感のある声には説得力がつくと思う。

凛々しい顔立ちとこの声質で筆頭としての存在感が出てた気がします。

後のマグニフィセント7のデンゼル・ワシントンも同じ感じ。


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そしてスティーブ・マックイーン。トーマス・クラウンやシンシナティ・キッドの。

若いですね。


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そして村を襲う卑怯な奴! トゥーコ!じゃなくカルベラ!


七人の侍まではないけど、単純に農民を可哀想な弱い人々なだけにしなくて、それ以外の人間味を出してて良かった。 

アクションももちろん楽しめるけど、農民とガンマン達との関係やその変化も凄く見所のような気もします。

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そして集まった七人の、それぞれの個性も魅力的でウエスタンらしい格好良さと、侍らしい義理人情を楽しめるウエスタン映画だと思います。


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