療養日記


小学生のころは、スマホなんてなかったから、インフルエンザにかかっても、夏目漱石とか読んでたんに、今回インフルになってずっと詐欺撲滅youtubeを永遠垂れ流しとって、自分なんなんって心底思った。

新宿109のことはすきやけども、なんなんの中身としては、インフルになったときの、「学校休んで読書出来てうれしい」と感じてたあのときの気持ちを微塵も感じれなくなったことなんである。

からだが辛いのは当然として、なんか、もう最近の自分は読みたい本もなく、何度も何度も実生活では交わらん詐欺撲滅と歌舞伎町ホストを永遠にループしてる自分の感性が、ほんまに自分のもんなのか疑問になってきたんである。それが楽しいなら、うれしいなら、何を見たっていいのだけれど。

せめて漫画をばと思うけど、さすがに38度でトーマの心臓はきついわけで、色々検索しまくってたら「はなものがたり」という漫画に辿り着いた。
「old woman yuri」だと著者自身が説明してはった。百合ね、百合。

果たしてこれがめっさ良かって、ばり泣いた。
「(うちの気持ちは)勘違いのニセモノやって思われなあかんねや・・」
「せめてスタートラインに立ちたいと思うのに もはやなにが悪くてそれがかなわないのかわからないのだ」
・・・わたしやないかい。

そのあと、SNSで推し(ラジオから来た人のみ通じる)の笑顔の写真見たら、漫画みたいに鳩尾をげんこつで殴られたような衝撃に、「まずい」と思った。

わたしは、もうどうしようもなく、この人のことが好きなんやと。
そのことの何がまずいのかは次回に続きます。



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