花咲く残虐

花咲く私はシザーハンズ
道に落ちてる枯葉一枚 踏みつけた
その下に蝸牛がいることに気づかずに
好奇心旺盛な子供に 理屈を捏ねた
まだ知らない世界を説いた ちっぽけな世界
眉をおとしてることもきにしないで
ひとりぼっちの子に優しく腕をのばした
その子が望んでもいないのに
彼女の言葉に躊躇なくうなずいた
本当は何か言ってほしかったはずなのに
母の優しさを利用した 臍の緒を自分で縫い合わせるように
小刻みに震える手を皆に見せた 不安な自分を知ってもらうために
緑に耀く芽をつんだ これから綺麗な花をさかせただろうに

わたしのことをわたしは摘んでいく

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