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【Vol.26】深夜のテンションって怖い。

こんなこと書いてる場合じゃないんだけど、ちょっと気分転換。
転職して早いもので3週間が経過。と書いて、「え?まだ3週間?」っていうのに自分で驚いた。

それぐらい没頭している感じ。やりたい、考えたい、ちょっと苦しい、でも、楽しい。みたいな。なんだろう、高校の部活の時の感覚に似ている。甲子園には行きたいし(到底無理だったけど)、試合で活躍したい。けど、いまのこの練習辛い、苦しい、でも、続けなきゃ、続けたい。みたいな。

結局、Whyが強いからなんだろうな。と思った。いまのプロダクトを1人でも多くの先生に届けたい。この学習体験を1人でも多くの中高生に届けたい。そのために、自分がやらないと。っていう。だからこそ、考えることを厭わないし、考えていたいと思う。気づいたらずっと仕事してるっていう。

「夢中は努力に勝る。」っていうのを、うちの代表が年始に言っていて。まさにだなって思った。仕事量とか思考量は圧倒的に増えた感じはするけど、全然苦じゃないのが面白い。アドレナリン出まくってる感じ。

営業職という括りで13年やってきて、自分がやっていることがマーケティングだったってことに気づいて。そして、ずっとカスタマーサクセスをしてきたんだって思って。

あ、カスタマーサクセスは初めて言ったけど、リクルートのビジネスモデルって、掲載した後にいかに継続していただくかが勝負で、そのために提案をし続けるから、あれってカスタマーサクセスだったんだよなって思う。掲載なくして効果なし、効果なくして継続なし。って、カスタマーサクセスが言っている、「買ってもらった後が大事。」っていう話だよね。って思う。

要するに、僕のキャリアはマーケティング×カスタマーサクセスだった。
ってことなんすよね。それを対面でずっとやってきたという。

で、何が言いたいかというと、いまマーケティングを担当し始めた訳です。自身がマーケティングをやってきたことに気づいて、いろんな企業のマーケターの皆さんと接点をもって、マーケティングを学び・体感してきた中で、はじめて”マーケティング担当”という役割をいただいた訳です。

そうすると何が起こるかって、「あれ、この時どう考えるんだっけ?」とか、「あれ、このシーン前にあったような・・・。」みたいな感じになるんですよ。

第三者でお客様に対峙してたときは、俯瞰して見られていたから、「こここうじゃないっすか?」みたいなことを偉そうに言ってたのに、中に入っちゃうと気づかないww

あとあと気づいて、「あーー、これあれじゃん。セグメンテーションが目的になっちゃってるやつじゃん笑」みたいな。失敗パターンに自分がハマってることに気付く訳です。

言いたいことは2つあって、
1つは、第三者の存在ってすごく大きいということ。

自分のことを理解してくれていて、自分のことを真剣に考えてくれて、そこに対して、自分では気づけない部分をズバズバしてきしてくれる。上司や部下とかじゃなく、第三者に言われるからこそ、「はうっ。」ってなる瞬間がある。

僕は、13年間(正確に言うと12年8ヶ月)の間、第三者の立場だったんですが、社内の評判は悪くても、割とお客様からご評価をいただくケースが多かったんです。それって、お客様のことを真剣に考えて、自分に何ができるんだろう?どうやったら喜んでくれるんだろう?って思っていろいろとズバズバ言ってたからだと思うんですよね。

価値提供の限界は自分だから、自分が担当になったことで、お客様のビジネスを阻害してはならない。ってそう思ってきた。

いまのこの環境下で、そういう人がいることが幸せだなと思うし、壁打ちが超絶助かるんすよ。なんなら俺もう1人いないかな。とか思ってしまう笑
もちろん、いろーんなこと考えてるから、言っていることを整理してくれるだけでも嬉しいんだけど、それだとどうしても小間使いで終わるっていうか。

じゃなくて、ぐっと土足で入り込んでくれるぐらいが嬉しいんだと思うんですよ。特に、迷ってるし、悩んでるから。社内だからこそ話しづらいことある訳じゃないですか。だから、B2Bで第三者として口出す系のお仕事の方(表現悪っ)は、いかに当事者意識を持ってお客様と対峙できるか。いかにお客様に憑依できるかが肝だと思いますよ。って話です。その上で、自社のソリューションを当てはめていけば良いんですよ。って思う。

これを呼んでいるB2Bの営業担当のみなさんは、自分のプロダクト・ソリューションは手段として捉えて、その周辺領域のお客様の仕事に向き合って、整理してぐっと踏み込むことが大事です。

自分のことを考えてくれる人のことを、嫌う人はいません(たぶん。)

で、もう1つは、
なんか自分の人生歩いてる感じがするってこと。

いままでって、誰かにコミュニケーションをしようとしている人に対して、「こうやってコミュニケーションしたら良いんじゃないですか?」ってアドバイスしてきた。

恋愛のアドバイスでいうと、「こうやって告白すれば良いんじゃない?」みたいな。相手のことすごく考えてるし、彼・彼女にとって一番良い方法を一緒に考えてるんだけど、告白するのは自分じゃない。それって、なんて言うんだろう。ある種、無責任なんすよね。

でも、いまって、”事業(プロダクト)=自分”の感覚。

どうやってコミュニケーションしよう?っていう。目の前にお客さんがいて、この人達にどうやって伝えたら良いんだろう。って。だから、迷うし、怖いし、これ伝えて嫌われないかな?良いなって思ってもらえるかな?って。だからこそ、考える量はめちゃくちゃ増える。悩む量もめちゃくちゃ増える。

でも、それが苦じゃない。

だって、好きな人に好きって伝えて好きになってもらいたい。
って、ずーーーーっと好きな人のことを考えている時間だから。付き合ったらどうしようとか考えるんだけど、その前にどうやって告白しようかみたいな。

40手前のおっさんが言ってるセリフと思うと気持ち悪いんですが笑
でも、ほんとうにそうなんだよな。と思うわけです。

結局、当事者意識をどう持つか?が大事だよ。って話になるかもしれないのですが、「当事者」になることが、一番「当事者意識」を産むってことなんだろうなと思います。

そして、自分の事業について、プロダクトについて、それが提供している価値について、提供するお客様について、どこまで真剣に向き合えていますか?その人達のことを、自分のことを、どこまで理解できていますか?

ということを伝えたい。
これは、リサーチ(=幸せにしたい人のことを探究するプロセス)の概念です。リサーチ会社から来て、改めてリサーチの尊さを知る。

立つ場所が変わると見えるものが変わる。やっぱり、ビジネスって、仕事って、人生って面白い。

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