2021年が始まりました。本年もよろしくお願いいたします。

2020年は激動の年でしたね。外部環境が大きく変わった年。いままでのスタンダードがことごとく通用しなくなった1年。

どうやら、2021年は風の時代の始まりのようですね。200年ぶりに土の時代から風の時代に変わるんだそうです。所有からシェアへ、固定から移動・流動へ、組織から個人 フリーランスへ。

いろいろと世の中が変化している中で、個人的にも2度目の転職という、環境変化を迎えることになります。

昨年、3回目の年男（36歳）を迎えた2020年。

「子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。」

と、孔子が言っている通り、

40歳になった時に、自分は何をしているんだろう？このまま営業をやり続けるのか？いまの会社でもっと大きな職責を担う立場を目指すのか。自分がずっと言っている、世の中の笑顔総量の極大化ってどうやって実現するんだ？

そんなことを想い始めました。

ちなみに、初めての転職までの流れはこちら。

リクルートの頃は、1人でも多くの人に、「ここに住みたい。」という物件との出会いを創出することで、笑顔総量を増やす。ことを目指していた。

転職してからは、より良い商品を世の中に出すお手伝いや、より消費者に支持される商品へと改善するプロセスのお手伝いをすることが、世の中の笑顔総量を増やすことに繋がる。

そして、マーケティングとリサーチの考え方を持って伴走し、場合によっては顧客にインストールしていくことで、より良い商品・サービスが世に出ることに繋がると思っていた。

ただ、そこで出てきた問題が、
自分1人が関われるお客様の数には限りがある。ということ。営業をやっている限り、リソース限界は付きまとう。組織長をやっていたとしても、自分が直接育てられるメンバーの数は限られている。

じゃあどうする？
そう考えていた時に出会ったのが、次に選んだ会社でした。

事業で言えば、中高生向けのプログラミング教育事業だけど、やっていることは、子供達に問題解決で使える”武器”を与える。魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えること。

1人でも多くの中高生の可能性を最大限伸ばす・引き出すことで、自分にも世界を変えられるんだ！と思えるイノベーション人材を育てることを目指している。

プログラミングって、全く接点がなかったけど、目の前の問題を自分なりに考えて、Webサイトやアプリというプロダクトでアウトプットしている姿を見た時に、”これだ！”って思った。

この子達に、マーケティングとリサーチの考え方を体系的にインプットすれば、そのものさしで自分達が触れている世界を見て、課題設定して、自分で解決策を導き出していく。そんな子供達が増えれば、世の中変わるじゃん。って考えたら、

生まれて初めて、心から”やりたい。”俺がやらなきゃ誰がやるんだ。”って思った。

自分が時間を注いで、事業を大きくする中で、変わっていく世の中が見えた。自分次第で、世の中が変わっていく。そんな感覚を得た。

日本という国内を見れば、成熟した社会において一定のレベルまで満足度が高まっている状態の中で、既存のやり方が通用しなくなってきている。そこに苦しんでいるお客様はたくさん見てきたし、方針転換をしよう、いままでのやり方を変えようと努力している企業はたくさんいる。

そして、消費者の嗜好性がどんどん細分化され、それに伴って問題はどんどん細分化されている。ただし、問題解決できる人の数、もっと言うと目の前の問題を自分で解決しよう！と思うは限られている中で、解決されずにずっと放置されている問題も山積している。世界に目を向ければ、もっと複雑でたくさんの問題が山積みになっているはず。

だったら、それを解決できる人たちを増やさないといけない。この国を、世界を、より良くするために。学習指導要領が改訂され、教育改革と呼ばれている時代に、自分もその動きに加わり、大きな変革の一役を担いたい。

まだ何もしていないし、何ができるかなんて分からない。けど、1人でも多くの中高生の可能性を引き出し、自分にも世界を変えられるんだ！と思える状態を作る。そこを目指して必死に頭使って考え抜いてやれること全部やろうと想います。

ただし、スタンスは変わらず。
Everything is Marketingという考え方を大事に、
顧客に向き合い、価値提供に貪欲に。

自分史上、最大のチャレンジ。スタートです。
引き続き気づいたことや学んだことは発信していきます。

2021年も、よろしくお願いいたします！