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きのねは4周年を迎えます【周年展告知】

展示企画等、皆さまのご尽力によって、きのねは今年の9月7日で4周年を迎えます。まったくの0からスタートしたギャラリーでしたが、今でにたくさんの作家さまと関わらせていただき、本当に充実した運営をさせていただいております。

この1年は特筆して空間の更新があった1年だったと思います。まず展示壁です。これまでアクリル塗料で塗られていた黒でしたが、ホルベイン様のアクリルガッシュ「スーパーオペークブラック」に変更しました。非常に黒く、マットな質感で光の反射率も低いため、作品だけがしっかり目立つ仕様になりました。運用していく中でもかなり好評な仕様変更です。
今年の3月末には、個展を開催いただいた蔦本さんのご提供で2階の床が黒のカーペットで覆われました。黒壁に黒床と、かなり引き締まった印象の空間になりました。より作品に集中できる空間になったと思います。

展示企画については、4年目にして初のコンペ式を実施しました。「カフェギャラリー」の評価にどれだけの作家が関心を寄せるだろうと不安もありましたが、とてもレベルの高い、良いコンペになりました。関西のギャラリー様にも協賛いただき、良い作家さんにはきのねだけでなく関西で広く活躍いただける機会になればと期待しています。
そして、好評だった企画を毎年開催したいという試みでグループ展企画「1DAY」の2回目も実施。さらに外部店舗さまでの物販企画出展、外部展示企画と、少しずつではありますが「対コロナ」の状況下で企画の充実感も出てきました。

手数を増やしている途中ではありますが、全体の方向性は今も見定めてる最中です。アートフェア等、まだ足を踏み入れていない大きな舞台にも関心がありますが、それ以上に小規模でも店内店外問わず企画の充実さを第一に考えています。地域を問わず、その作家の作品が好きな人たちに直に作品を鑑賞いただく機会を増やしていくこと。まだ世の中に(ほぼ)無いであろう企画を考えること。多くの作家がワクワクできる展示の在り方をつくること。きのねで繋がってくださった作家さまを一人でも多く応援できるきのねの在り方を今後も模索してまいります。

ギャラリーとは基本的には「空箱」です。何かをしなければ、本当に何も無い空っぽの空間であり、年数を重ねれば勝手に何かが満ちてゆくようなものではありません。常に動きつづけなければならないわけですが、ギャラリー主一人では何もできません。何か一つカタチにしたいと話すと、それに快く耳を傾けてくれる作家がいなければ始まりません。きのねはこの4年間で、本当にたくさんの作家と繋がることができました。そしてこの繋がりは、今後も広げていくことでしょう。これこそが、きのねに積み重なった、目には見えませんが何にも替え難い大きな財産です。今のきのねのカタチの源です。この財産をより素晴らしいものにするために今後も探求が続きます。そのためにまだまだ作家の皆様の力が必要です。

どうぞ5年目もご一緒できますと幸いです。
今後とも、何卒よろしくお願いいたします。


周年展開催します!!

このつながりに感謝の意を込めまして、今年も「周年展」を開催いたします。初期の頃からお世話になっている方から、今年初めてお世話になった方まで。合計33名の作家様にお集まりいただきました。(本当はもっとお呼びしたい)

作家一覧、展示詳細はこちら : きのねHP

きのねの特徴として、扱うジャンルの広さがあげられます。
風景画からイラストレーション、写真。そしてこの1年では新たにコミックアートのプレイヤーとご一緒する機会も多く、更なる拡張を感じています。
今回のメンバーもバリエーションに富んでおり、見応えあえる作品が並んでおります。どなたの作品も非常にレベルの高いものとなっており、ジャンルの垣根を超えた刺激があることと思います。
ご観覧いただく皆さまにも、ご自身の好きな作家、ジャンルだけにとどまらず、視野を広くご鑑賞いただきたいと思っております。そして、新たに一つでも好きなものに出会えることを願っております。

9/10(土)夜はバー型交流企画「ワーイ」も開催します。
さらには、ご無沙汰しておりました河崎ヒデオスさんによる「ヒデオスカレー」を(20食程度)ご提供予定です。

よい5日間を過ごしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


きのねのまこと

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