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そもそもなんでこどもに読書なのか。

こどもになぜ読書なのか。その話をするには、たくさんの理由があると思っています。まず山極寿一さんの言葉を借りると、言語を使ってコミュニケーションをとる生き物は人間だけと言うお話をききました。他の動物は生まれてすぐに自力で立ち上がって、自分でエサを探しに行く能力があるのに、人間はそれができない。自力で生きていける動物であれば、言語は必要ないかもしれませんが、人間は言語を使わないと生きていけないくらい大事なツールなのだと言うことです。

わたしの息子は微量のスペクトラム自閉の疑いがあると診断されました。幼稚園の時でもみんなで砂遊びしていてもみんなで作った砂山を突然足で踏みつけ、周りに砂を撒き散らす事件がありました。とにかく喋らない、お話しない、声をかけない、謝らない、挨拶もしないということになり、いまだに治りません。このままだと人間社会では生きていけないのではないかと心配になり、せめて本でも読んで他の人たちの話を聞いて、そこから自分の意見を持ち、それを他の人たちに伝えるように、順番に身につけてほしいと願っています。

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