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日曜日は子どもを仕事に連れて行っている僕の話

うちには1歳11ヶ月の子どもがいるのですが、日曜日は僕が妻なしで子どもと過ごすことが多いです。

僕は面白そうだなと感じる人がいたら土日でもすぐに会いたいタイプなので、最近は日曜のアポはほとんど子どもにも同行してもらっています。

また、仕事仲間と子どもと過ごすのが僕の定番なだけでなく、Skyland Ventures主催のスタートアップBBQでは子どもスペースを作るなど、子どもも大人と楽しめるイベントも開催しています。

子どもがいると仕事にハンデが出るというネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、いろんな大人のところに子どもを連れて行ってみて、大人にも子どもにも良いことづくめだったなと感じるので、今日はそのことについて書こうと思います。

平田お茶会で初めての子連れ仕事

正直に言うと我が家では僕よりも妻やシッターさんの方が子どもと過ごす時間が長く、子どもは僕ではなく圧倒的に妻に懐いていました。
妻と僕と子どもの3人で出かけても「ママがいい!」の連呼で、妻の負担が半端じゃない。

そこで我が家では日曜日は僕が子ども担当というふうになったのです。

初めての #子どもを仕事に連れて行け は、6月の終わり頃。急に電話して捕まったEast Ventures平田氏、newnあやたん氏とのお茶会でした。

その後はネーミングライツを購入させていただいた阿波踊りに子どもを連れて行ったり。

定例化した平田お茶会でうちの子も毎週多くの若者と共に過ごすことに。

この他にも仕事仲間とピックルボールをする会に子どもも連れて行ったり、BBQイベントに子どもを連れて行ったりと、僕の仕事の雰囲気を知れる場に子どもにも参加してもらっています。

仕事って生き方だと僕は思う

仕事場に連れて行くといっても、僕の仕事そのものに興味を持って欲しいとか、将来会社を継いで欲しいとか、そういうことは考えていません。
むしろ、仕事場を通して僕や周りの人の生き方を知って欲しいなという思いです。

僕はまだ誰も知らない天才を発掘するのが好きでシードVCをしています。スタートアップが大好きだし、スタートアップで働く人も大好きです。
しかし、これは家でどれだけ直接子どもに語りかけても理解してもらうのは難しいでしょう。実際に僕が人と話したり、イベントを運営する姿を見て、なんとなくでも僕の好きな生きがいを知ってくれると良いなと思っています。

そして僕だけではなく、僕と出かけた先で仕事仲間と会うことで、「VCってこういう人がいるのか」「こういう人がスタートアップをするのか」というのを面白く感じられる機会があると理想的です。うちの子はまだ1歳ですが、小さいなりに「この人といると楽しいな」という気持ちはありそうです。家族だけで過ごすよりも、たくさんの大人に囲まれて育つことで、憧れやロールモデルが見つけやすくなると期待しています。

僕がスタートアップの世界を知ったのは大学生になってからでした。その時明確に心が動いたし、こういう人と仕事できたらいいなと思った記憶があります。そしてそんな思いをもっと若くして経験していたら、さらに人生が変わっていたかもしれません。

僕が子どもに提供できるのはそんな場の提供くらいです。
僕とのお出かけを通して、いろんな仕事、いろんな生き方があるというのを知ってほしいなと思います。

今このタイミングの、スタートアップのおもしろさ

僕がスタートアップの世界に飛び込んでから早10年以上。
昔は学生/若者・男性・日本人、と固まった属性が集まりがちだったように感じますが、最近のスタートアップは本当にさまざまな人で構成され、さまざまな価値観が混ざり合って成り立っています。

年齢も職歴もジェンダーも国籍も多様で、優秀な人が集まるコミュニティ。それが今のスタートアップだと思います。

そういった人たちの会話は聞いているだけで学びになることが多いですし、子どもも様々な価値観に触れることで、よりフラットでひらけた価値観を身につけることができるのではないかなと思っています。

学校以外で居場所を作る

うちの子もきっと将来は僕から離れて行くわけで、自分が属しているコミュニティは複数あった方が良いなと僕は思います。

僕が子どもを連れ出すことで、スタートアップな人たちとなんとなく顔見知りになっていれば、自分が困った時にヘルプを求めやすいのではないでしょうか。

学校でうまくいかなくても、友達ができなくても、こんなふうに人と繋がれる場があるんだということをうっすらとでも覚えてくれると嬉しいです。

子どもを連れて行くことで、大人への影響も

子どもを仕事場に連れて行くメリットはその場にいる大人たちにもあるように思います。

子どもを連れて出かけたり、子ども連れOKなBBQイベントを通して、「子どもがいるから土日のイベントには行けないな」「土日は家族で過ごしたいな」と考える人ともより深く繋がれるようになりました。

BBQでは人と話すのが苦手なシャイな人でも、子どもをきっかけに話が始まる場面も。「お子さん可愛いですね、今おいくつですか?」といった具合です。

総じて、子どもを拠点に、大人たちの活動の幅が広がるのを感じました。

また、些細なことですが、子どもがいると会話の質も良くなりますよね。自然といい言葉遣いをするようになるし、ネガティブな噂話もしなくなるのも子どもが持つ社会的機能の一つだなという発見がありました。

最後に:社会で子どもを育てられるように

BBQが終わってからも日曜日には仕事仲間との会にあちこち子どもを連れて行っているわけですが、子供だけでなく大人にも良い影響があるなと継続して実感しています。

具体的には、僕の子は以前よりも人に興味を示すようになったし、僕は子どもと信頼関係を築くことに成功したし、イベントに来た若者にとっても子どもを育てるイメージを作る一助になっているのではないでしょうか。

家族だけでなく、社会と共に子育てをする。

IVS那覇のように託児所付きのカンファレンスが行われているなど、スタートアップのエコシステムも変化してきている時期だと感じます。

家庭だけで子どもを見るのではなく、子どもを社会に連れ出して社会と共に子育てできたら。
Skylandでも、今後も子ども連れウェルカムなイベントをやっていこうと思っています。

子どもを持つ人、持たない人、若い人、ベテランな人、そして子どもたち。もっともっといろんな人の距離が縮まるといいなと感じます。

そして日曜日に僕と子どもとお茶してくれる人や、その週末イベントの発展形でもあるスタートアップ運動会が10/28-29に開催されます。関心ある方は気軽にぜひお知らせください!

10/28-29 スタートアップ運動会


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