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姿勢が悪化している方のインナーマッスルへのアプローチ方法 ー腸腰筋編ー

本記事では、
1.腸腰筋の役割について説明します。
2. 何故インナーマッスルはアプローチできない人がいるのかについて解説します
3.実際に私が経験した上で、最も簡単で、効果があった腸腰筋のリハビリトレーニングの方法について説明します。

まず前回公開しました、本当に治る治療院②ー首のお悩み編ーですが、私の思っていた以上の方に見ていただきました。とても感謝していると同時に首でお悩みの方が多いのだなと感じております❗️

治療院の記事ばかり書いてきましたが、今回は自宅でできる姿勢改善トレーニングをお伝えしようかなと思います。

治療院の姿勢改善パックだけでは改善しない理由

街の治療院に行きますと、殆どの治療院が骨格矯正や骨盤矯正で姿勢が改善しますよと患者に説明してきます。チェーン店系の治療院などでは、

姿勢改善には回数がかかるので、◯回◯万円分の回数券を買うといくらお得ですよと必ずといっていいほど営業してきますね(~_~;)

しかし本当にそれだけで姿勢が改善するでしょうか❓
私はしないと思っています。(しないと確信しています)

何故なら、姿勢不良が目に見えてわかり、体調不良になっているような方たちは姿勢を保つ筋肉が働きずらくなっていて、筋力が著しく低下している状態だからです。

言わば身が少なくて骨だけの魚のような状態を想像すると分かりやすいかもしれませんね。

このような方達に、筋力をアップさせることもさせず、本当に姿勢が改善するでしょうか。無理だと思います。
結論から言いますと姿勢改善、維持にはリハビリトレーニング運動療法が必須です。

・腸腰筋の働きの簡単な説明


腸腰筋群

腸腰筋の説明については、専門家の方たちが詳しく書いているので、ここではサラッとだけ説明しておきます。

・腸腰筋は大腰筋、腸骨筋、小腰筋からなるインナーマッスルです。
・腸腰筋は姿勢の維持、歩行、股関節の運動に関わっています。
・足を持ち上げたり、身体を曲げる、体幹の安定性に関わります。

何故インナーマッスルを効果的にアプローチできないのか❓

以前にも書きましたが、私は怪我をしてから様々な筋肉が低下しました。
あまりに筋力が低下していたので、理学療法士さんからは、「脳梗塞の患者さんみたいだね」とまで言われました。

いざ病院でリハビリを受けたのですが、殆ど運動療法は教えてもらえず、緊張している筋力をマッサージするばかりで全く意味がありませんでした。

色々調べて、腸腰筋がまず怪しいと思い腸腰筋の運動を何種類か教わったのですが効果はありませんでした。


上記の方法は病院で教わった効果がでなかった腸腰筋の運動療法です。

何故運動療法に効果が出ないのか❓

色々調べ、考えた末に1つの考え方に辿りつきました。

それは姿勢不良が起きる程、筋力低下が起こっている様な人は

アウターマッスル>>>>インナーマッスル  の状態になっており

いざ鍛えようとしても、インナーマッスルと同じような働きをするアウターマッスルだけに刺激が入ってしまい、インナーマッスルが鍛えられないというものでした。(相対的にアウターマッスル>インナーマッスルなだけで、アウターマッスルもそれ程多いわけではありません)

ではどうしたらインナーマッスルを効果的に効かせることができるのか❓

答えは、できるだけアウターマッスルが関与しない方法で運動することです。

この考えは方は今後も他のインナーマッスルの運動療法においても核となる考え方なので、覚えておいてください。

私に最も効果があった腸腰筋リハビリトレーニングのやり方

腸腰筋は本来は足を上げる動作で動かすことができます。
病院のリハビリでは座位や、立位で足を上げるリハビリ方法を紹介されます。

しかし、姿勢が悪化しているほど筋力低下がみられる方は立ったり、座ったりする方法では殆どの力が足のアウターマッスルに入ってしまい、効果的ではありません。

では、どうすればよいのか❓
それは寝た態勢で足を上げ下げすることです。
こうすることでアウターマッスルの関与が減り、効率よく腸腰筋だけを動かすことができます。

①摩擦係数の少ない床に仰向けに寝そべる。滑りが悪いようならば、足に靴下を履くか、タオルを挟んだりすると滑りが良くなる。



②足を上下にスリスリと動かす。この時足に力が入らないようにする。

◯の下腹部あたりを動かすイメージで動かすと効果が出やすいです。


まずは、20往復ぐらいから初めると良いかもしれません。
膝などが悪い方は、片足ずつでも効果が出ます。

まとめ

今回は腸腰筋の簡単なリハビリトレーニングをお伝えしました。
私は腸腰筋の筋肉が強化されて以来、仙腸関節や骨盤がズレにくくなりました。

腸腰筋は姿勢維持だけでなく、駅伝選手が怪我をした後によくなるぬけぬけ病の原因にもなるそうです。

よくwebやyou tubeなどで、治療家さんがさぼり筋肉を鍛えても意味がない的なコメントをしている方がいます。しかしそういう人に限って、理論は良く知っているのに効果が出にくい運動療法を公開しています。

姿勢改善時に、インナーマッスルにアプローチするには、いかにアウターマッスルを効かせないかが重要です。

今後も定期的に運動療法をお伝えしたいと思っております。

是非今回の方法を試して健康的になりますように❗️

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