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五十肩などの原因となる、さぼりやすい肩のインナーマッスルのトレーニング

本記事では、
1.肩関節を支えるインナーマッスルである肩甲下筋の役割について説明します。
2.実際に私が経験した上で、最も簡単で、効果があった姿勢不良時における肩甲下筋のリハビリトレーニングの方法について説明します。

いつもご覧頂きありがとうございます。
前回と前々回に引き続いて、ローテーターカフのリハビリトレーニングの方法についてお伝えします。

今回の肩甲下筋でローテーターカフの完結編となりますので、棘下筋、小円筋、棘上筋編をまだみてないようであれば、併せてご覧ください。

前回の記事、棘上筋編 前々回の記事、棘下筋、小円筋編



1.肩甲下筋の作用と働きについて


肩甲下筋は、棘下筋、小円筋、棘上筋とともにローテーターカフと呼ばれる肩甲骨を安定させるインナーマッスルです。
ローテーターカフの中で唯一肩甲骨の前面から起始しています。

腕を内側にひねる働き(内旋)に関わります。

前鋸筋と繋がっている為、前鋸筋がさぼると肩甲下筋も筋力低下が起こりやすくなります。
肩甲下筋の筋力が低下すると巻き肩になりやすくなります。


2.よく医療機関や、Web上で見かける効果の薄い方法


効果の出にくい運動

上記の方法またはチューブなどを使った類似した方法はよく医療機関などで指導されるものですが、殆ど効果がでません。

効果が出にくい理由としては、棘下筋の時と全く同じでこの方法では内旋が不十分で肩甲下筋に刺激が入りにくいからです。
やはり肩甲下筋を効率よく鍛えるにはしっかりと内旋させることが不可欠です

以上により効果の出やすい運動方法をお伝えします!

3.効果の出やすいトレーニング方法

①肘が肩の高さから落ちないように、固定できるものを置いて上腕を内旋(親指が前に来るように)させる
内旋させながら肘を固定することで腕や肩に代償が入るのを防ぎます。


スタートポジション 上腕内旋

②内旋を保ったまま肘を前に倒し元に戻す。
この時、肘は90度を保つように注意する。
これを数回から15回程度行なう。

4.まとめ

今回の肩甲下筋編でローテーターカフの運動方法をコンプリートできました。

五十肩などの場合はローテーターカフなどの筋力低下などから関節の機能不全や代償の筋肉の硬さや筋力低下が見られます。
今回のローテーターカフの運動をしながら施術を受けるとより効果的です。

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次回以降も色々な簡単にできるリハビリトレーニングの方法をお伝えしようと思いますので楽しみにしていてください❗️

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