平成最後の高校野球終わる

2018年8月21日、第100回高校野球選手権記念大会の決勝戦は、大阪桐蔭高校(北大阪)が金足農業高校(秋田)を13-2で下し、初の2度目の春夏連覇を果たしましたね。
平成最後の今夏、有終の美を飾ったのは高校野球界の巨匠、大阪桐蔭ですか。金足農業にとって悲願の東北勢初となる甲子園優勝は叶いませんでしたね。
しかし地方の公立でしかも農業高校である金足農業がここまで勝ち進んだことに敬意を払うべきですし、大阪桐蔭の選手も金足農の吉田輝星選手を労うシーンがあって、本当にすごく印象に残る甲子園でした。

大阪桐蔭は今回で夏は5回目の優勝だそうです!
これまでに春3回(2012年、2017年、2018年)、夏5回(1991年、2008年、2012年、2014年、2018年)で2012年と2018年に春夏2連覇を達成。

20年も前であれば、大阪の強豪校はPL学園でしたが、今やPLは野球部も廃部となり、ここ15年くらいは大阪桐蔭ですね。大阪は他にも履正社や近大付属も強いですが、これら以上に抜群の強さが桐蔭にはありますね。

秋田県の公立農業高校が決勝まで駒を進めたということで、金足農業が話題になっていますが、少し角度を変えて、今回は優勝した大阪桐蔭高校がどんな高校かなのか、私の偏見も交えながらご紹介しましょう。

野球だけじゃない、大阪桐蔭

高校野球大阪代表の強豪。

全国の皆さんにとって大阪桐蔭のイメージてこれが大きいとおもいます。

しかし、他にも強い部活動があるってことご存知ですか?

ラグビーも強豪として知られています。
2017年には全国高校ラグビー大会で準優勝しているんです!

他にもサッカー部、陸上部、吹奏楽部など全国的に名を馳せる部活があります。

部活動だけでもない、大阪桐蔭

もっと言うならスポーツや芸術に秀でているだけではないんです。

野球やラグビーで全国に名が轟く本校ですが、ここ20年ほどで大阪を代表する進学校へ変貌してきました。中高一貫教育を強化した進学指導が売りです。

関西圏では昔からの名門進学校と肩を並べるほどの実力をもってます。

2018年の大学進学実績を抜粋してみました。
 東京大  1名(現役)
 京都大51名(現役36名)
 大阪大36名(現役26名)
 神戸大42名(現役27名)
 国公立大学医学科26名
※1学年の人数は800人弱

ちなみに2〜3年前に京大に70名近い人数が合格してました。
(関西エリアでは2位)

進学校らしく、高校3年生に上がるまでに高校課程をほとんど修了するようです。

もちろんこれは勉強に集中する組と部活動に集中する組でコースが別れているので、どちらも両立している生徒は非常に稀だとおもいます。

厳しい指導で大学へ?

大阪桐蔭高校の生活・学習指導は府内でも厳しいことで有名です。

私の大学時代の友人によると、最上位のクラスにもなれば、朝から夕方までびっしり授業と受験対策が施されます。

携帯電話は禁止ですし、髪染めも禁止です。

スポーツや芸術推薦で入学する生徒以外は高校3年間を勉強漬けで過ごすことになりそうです。

嫌でも勉強しないといけない環境なので、自発的に勉強できない生徒にとってはある意味いいかもしれません。現に大学進学実績はすばらしいものがあります。

平成最後の甲子園優勝校ということもあり、大阪桐蔭高校を紹介してみました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?