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宇宙ビジネスの展示会『 第一回 SPEXA(スペクサ)2024 -Space Business Expo- 』レポート!

無限の可能性を持つ宇宙ビジネスを、日本の主要産業のひとつに!

という熱い展示会『 SPEXA(スペクサ) -Space Business Expo- 』が、2024年4月24日(水)~26日(金)まで、東京ビッグサイトで開催されたのを皆さんご存知でしょうか。
記念すべき第1回開催をX(旧Twitter)でもレポートしましたが、こちらのnoteでもご紹介していきたいと思います。

熱気よ伝われ!宇宙ビジネスの展示会!

展示会場の入口では実物大の【はやぶさ2】の展示がどどん!とあり、気持ちがさっそく盛り上がります!

『はやぶさ2』の実寸大が展示
※Googleの消しゴムマジックで人は消していますので背景が歪んでいるのはその影響です。
展示会場を見上げればリアルな月と目が合います

KDDIさんのブースでは、能登半島地震でも大活躍したスターリンクをご紹介!

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鳥取県の砂丘で月面探査車の開発してます! 宇宙産業の共同開発なら「㈱たすく」さん!

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人工衛星を民間企業が飛ばす時代

今回ブースをまわっていて驚いたのは、普通に民間企業さんが人工衛星を打ち上げているというところ。そういう時代なんだと痛感しました。
㈱アクセルスペースさんは2008年にスタートした会社ですが、今までにすでに9機も自社で開発した小型の人工衛星を飛ばしているそうですよ。
人工衛星から畑を解像度の高い写真に撮り、どこに栄養が足りて無いかを色で見分ける技術を使って農業の活性化につとめているなんて、農業も宇宙から撮影して判断する時代が来ていますね。
人工衛星から毎日撮影したデータが取得できるので、災害による地形の変化などの調査も行えるそうですよ。
これらのサービス提供を活かしている企業もあるということに、今後このような市場の動向を知っているのか知らないのかの差がでるなぁと思いました。


宇宙保険という響きにロマンを感じました!

損保ジャパンさんが出展していて、宇宙ビジネスとどのように保険屋さんが携わっているのかお話を伺ってみると、宇宙事業者に対してロケットの打ち上げや輸送などの『宇宙保険』を提供しているとのこと。
「ロケットの打ち上げって失礼ながら失敗することが多いイメージがあるのですが、保険は成り立つのですか?」とストレートな質問をしたところ、いまのところ儲けはそんなに考えていなくて、社会貢献の意味合いが強いと仰っていました。
”大航海時代に海上貿易の発展を支えたのは損害保険。宇宙事業に対しても同じ考え” だというから、おおおお(゚Д゚) !!!!と胸がアツくなりましたよ!
チーム日本として各分野の方々が宇宙産業に参入しているのだなぁと強く感じる出来事でした。

無限の可能性である宇宙産業。日本の中小製造業が多く参加する産業になれば

今年1月に日本初の月面着陸に成功したSLIM(スリム)に搭載されていたタカラトミーさんが開発したロボットLEV-2(通称:SORA-Q)は、ゾイドなどの変形する玩具スキルを活かしたロボットで、我々からすると身近に触れていた ”あの玩具” が宇宙で活躍したことは、夢とインスピレーションが同時に刺激される出来事でした。
あのような軽さ(材料と設計)と複雑な形状(精度の高い加工技術と設計と組立)が織りなす複合技術は日本のお家芸だと思います。
”シンプルな課題が持つ難易度の高さ” と日本のものづくりに挑む姿勢はマッチングが良い印象があります。
そんなさまざまな分野で培ってきた日本の中小製造業が持つ技術が、宇宙産業に集まることで広がる可能性は、本当にわくわくするものがありますね。
宇宙産業の発展に、多くの中小製造業が参加して盛り上がっていく未来が待ち遠しいです。
この展示会が回を重ねていくごとに、宇宙ビジネスの変化を体現できることを期待しています!
ということでこりゃあ第2回も行くしかないでしょう!

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