心理学:社会的促進と社会的抑制

こんばんは。
突然ではありますが、実は、僕は2年ほど前から放送大学の学生になっており、細々と映像授業を受講しています。

最近は、心理学の授業を受けており、社会心理学という分野の社会的促進社会的抑制という言葉を学び、印象的だったので紹介します。

社会的促進(Social Facilitation)

社会的促進とは、他者の存在が、個人の遂行能力を向上させる現象を指します。
例えば、会社で、同僚がいることで仕事がはかどる、といった状況です。
慣れている作業や単純な課題など、普段から失敗が少ないことを行う場合には、このような現象が起こるようです。

社会的抑制(Social Inhibition)

一方、社会的抑制とは、他者の存在が、個人の遂行能力を低下させる現象を指します。
例えば、会社で、同僚がいることが逆に仕事の遂行を妨げる、といった状況です。
慣れていない作業や難しい課題を行う場合には、このような現象が起こるようです。

自分の経験と比較してみると

コロナ禍を経て、テレワークと出社を組み合わせて働く方が増えたかと思います。
この社会的促進と社会的抑制は、テレワークと出社のバランスを考える中で示唆を与えてくれます。
個人的には、ここ数年の経験から、「単純作業なら会社でも進められるな」とか、「がっつり集中して取り組みたい課題は家でやりたいな」といった感覚を覚えていました。
しかし、すでに何十年も前から、一般的に他者の目がある場合にやりやすいものとやりづらいものがあることがわかっていた、ということは驚きでした。
(これを知っていれば、テレワーク時にやる仕事と出社時にやる仕事のバランスを、数年かけて自分で一から考える必要はなかった気がしてしまいます😅)

多くのことはすでに昔の人が解明している、ということを改めて感じると共に、常に視野を広く持って情報収集(&勉強)していくことの重要性を再認識しました。

読書や放送大学の授業を通して、少しずつ視野や知識を広げていきたいと改めて思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?