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無拠点生活(9)移動方法

無拠点生活をするとなると周りの反応がすごい。そんなに言いふらしてはいないが、「実はこういう事考えているんだ」と伝えると、やはり家族くらいに親しい人は“やめたほうがいいよ”と言うが、こんな時にやはり助けになってくれるのは友達である。
友人に話すと、おもしろいから是非やってみて欲しいし、なんなら困ったことがあったら何でも送るし相談にものるよと言ってくれた。なんとも頼もしいことやら。


無拠点生活を考えるきっかけになったのが男はつらいよの寅さんからではあるが、実はその寅さんも友人のところにはかなりお世話になっているし、各地の知り合いのところで寝泊まりさせてもらっていたようである。
田舎の方での旅ではたまに玄関先や縁側でお茶をしている場面もあったりする。
全国各地でロケを行っているがそのだいたいの土地には行ったことがあるような素振りをして、土地名をよく知っているし、どうやって行くのか電車賃はいくらかかるのかといったような事がパパっと計算できるくらいに知っているようだ。
僕らは駅の地図とかあまり見ないから、毎度毎度スマートフォンにお世話になって、いくらかかるんだとかあまり見ないが、アナログな時代の寅さんはちゃんと切符を買って移動する人(時代)だから、手持ちのお金と相談して旅をしていたり、商売先へ行くのに必要なお金を残しておいて生活しないといけないので食事よりも電車賃が大切だったりするんだろう。

確か、沖縄に行った際は三日三晩飲まず食わずで帰って来て、柴又でぶっ倒れてしまうという事件があった。
そんなことしなくとも途中で何か食べたらいいじゃんと思うが、この時はすぐに柴又へ帰りたかったがために移動にお金を使ってしまい、すっからかんになったのだろう。おそらく本当は、そうなる前にどこかの街で商売をしてお金を稼いで泊まりつつ、ゆっくりと移動しながら旅をするんだろう。


実を言うとちょっと怖い。
先日2日続けてイベントがあったのだが、あんまり稼げなかった。
そんな日ももちろんあるとは思うし、稼げないことはザラにあるんだと思わなけりゃ、やっていかれないだろう。

稼がれないのは普通にあるとして、じゃあ節約はどうやってしていこうかってところである。移動の方法と食べ物が大きな出費となると思うのだが、そのへんの節約方法をちゃんと心得ている必要があると思った。





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