【詩】パーカッション
空をつかまえるには早すぎた。
穴を掘るには遅すぎた。
どちらも必要だったけど。
今だに分からないんた。
生きると死ぬを行ったり来たり。同じ転がるなら、なまなましく生でありたい。
書き順が分からない漢字を書く時のように、ノートの上で正しくあろうとするより、ずっとずっと無知でいたい。
君に与えるものがなくても、例えば雨の日に流されていく選挙ポスターのあの笑顔、じゃない笑顔を君にあげたい。
そうしたら笑い返してくれるだろうか。
息苦しくも、歩くことを繰り返すことが何かに繋がるのなら