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短歌 ブギウギ

生きるとは歌を紡ぐそれだけで ドラマティックであってもなくても


朝ドラのブギウギをずっと見ている。ここでは先週あった話をするので、録画などしてまだ見てないよーって人は上記の短歌だけでも読んでもらえたら嬉しい。
主人公の福来スズ子(以降スズ子)は、婚約者の愛助との間に子供を身ごもっていたが、愛助は病気でスズ子のいる大阪に帰れないでいた。
そしてスズ子はいよいよ出産を迎えるのだが、愛助は子供が産まれるのとは引き換えに、命を落としてしまう。
今までこのドラマを見てきた中で、一番泣いてしまった週だ。
もう、涙なしでは見れなかった。
モデルとなった笠置シヅ子さんがこんなにも、波瀾万丈な人生を送っていたのにも驚いた。
同時に、歌というのはその人の声ではなく、身体の奥底から滲み出ているもので私たちは感動したり楽しくなったりしているのかもしれないと思った。そしてそれを人は「ソウルフル」と感じるのだろう。
あと言えることは、笠置シヅ子さんの人生は本当にドラマティックだけど、人が生きるということは、必ずしもドラマティックでなければならないとは、私は決して思わない。
ドラマティックな人生に憧れる人もいるだろう。
物語としては、とても心打たれるものがあって、それを見るだけで「自分も這い上がって生きていくんだ!」と、誰もが生きる糧にはなるけれど、平凡な人生にだって、必ず見えないスポットライトがあって、きっと私たちを照らしてくれているに違いない。そう思いたい。
今週の分も、週末まとめて見るのが今から楽しみだ。

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