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4月25日は、現金1億円拾得事案(事件)&世界ペンギンの日&世界マラリアデー&日本初の歩道橋が完成&DNAの日&市町村制公布記念日

【現金1億円拾得事案(事件)】

1980(昭和55)年4月25日、東京都中央区銀座3丁目で、一般人が1億円を拾う出来事がありました。

《簡単な経緯》
当時トラック運転手をしていた大貫久男氏は、東京都中央区銀座3丁目の道路脇で、偶然にも現金1億円入りの風呂敷包みを発見。

同氏がこれを拾得物として警察に届け出た際、金額的な話題性からテレビや紙面でも大々的に報道されました。

大々的に報道されるも、結局、落とし主が現れなかったため、同年11月9日に、1億円発見者の大貫氏が全額所有権を取得しました。

全額の所有権を取得したことも報道されると、同氏は多くの脅迫や嫌がらせを受けてしまうこととなり、報道のあり方や社会性の問題が危惧される側面も残りました。

また、当時の話題性や社会への影響等から、見方によっては事件扱いとなる場合もあるため、名称自体にも影響を与えた事案として記録されています。

そして、この日は、拾得物の日として記念日にも制定されています。


【世界ペンギンの日】

南極大陸は南半球に位置していることから、4月末〜5月にかけては季節的に冬が到来していて、例年4月25日前後に、アデリーペンギンがアメリカの南極基地付近に現れることが増え、南極大陸にある各基地の科学者たちの間で「ペンギン・デー」として独自に祝うようになっていました。

上記が取り上げられ、世界的に広がったことで、今日では世界ペンギンの日として国際デーに制定されています。

国際表記:World Penguin Day

《余談》
南極などの極寒地域で生息できるペンギンは、エンペラーペンギン、アデリーペンギンの2種だけで、基本的にペンギンの多くの種は、温かい気候を好む傾向があり、上記2種以外のペンギンは、水族館などでも飼育が可能とされています。


【世界マラリアデー】

2000(平成12)年4月25日に、ナイジェリアで「マラリア撲滅国際会議」が開かれたことにちなんで記念日が設けられています。

同会議では、毎年4月25日をアフリカ・マラリア・デーとして位置付けていて、後日、世界保健機関(WHO)が、正式に「世界マラリアデー」として記念日を制定していて、今日では国際デーのひとつです。

国際表記:World Malaria Day

マラリアは、結核、エイズと並ぶ世界の3大感染症のひとつに数えられていて、予防や治療が可能な症状ではあるものの、医療環境の整っていない地域では死にも至ってしまうことから、マラリアの感染経路の認知や、マラリア自体の撲滅を目的に、各種研究や活動が続けられています。

また、例年4月25日を中心とした前後の週末には、世界中でマラリアの撲滅を呼びかける啓発イベントやキャンペーンが開催されています。


【日本初の歩道橋が完成】

1963(昭和38)年4月25日、大阪駅前に日本初の横断歩道橋が完成しました。

また、同年9月10日には、東京・五反田駅前にも歩道橋が完成するなど、以後、駅前を中心に多くの街で歩道橋が造られて行きました。

当時は高度経済成長期で、自動車の増加による交通事故が急増したことへの対策のひとつとして採用されたのが歩道橋の整備でした。

歩道橋のおかげもあって、交通事故の大幅な減少に成功するも、近年では、高齢者や障害のある方々へ過剰な負担を強いているとの声も挙がっていることから、設置に適切と思える場所でも、歩道橋の新設は控えられているケースが多い傾向です。

そして、この日は、歩道橋の日として、記念日のひとつに制定されています。


【DNAの日】

1953(昭和28)年4月25日発行の「ネイチャー」誌に、フランシス・クリック、ジェームズ・ワトソンの両氏による生物の染色体のメカニズムを説いた「DNAの二重らせん構造」の論文が掲載されたことにちなんで記念日が設けられています。

Deoxyribo Nucleic Acidの頭文字をとった呼称で、「デオキシリボ核酸」と訳されています。

DNAは、地球上の多くの生物の細胞ひとつひとつに存在し、遺伝子情報の保存、継承、発現を担う高分子生体物質とされています。

が、まだまだ未解明の部分は多く、時代と共に新しいテクノロジーを交え、広く深い研究が続けられています。


【市町村制公布記念日】

明治21年4月25日(新暦:1881年5月22日)に、市制と町村制がそれぞれ公布されたことにちなんで記念日が設けられています。

施行は、翌1889(明治22)年4月1日以降に順次実施されていきました。

この法制により、市町村はそれまでの「郡区町村制」下の区町村とは異なり、権限が大きく拡大されました。

そのため、各自治がその土地独自の色を反映しやすくなったことから、地域活性化の第一歩とも目されています。


(以上、ネット検索より)

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