【昭和の日】

4月29日は、激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いを馳すことを目的とした「昭和の日」として国民の祝日に制定されています。

以前は、生物学者であり、自然を愛した昭和天皇の誕生日が、1901(明治34)年4月29日だったことにちなんで、自然を親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日として「緑の日」の名称で、祝日に制定されていました。

が、「緑の日」として制定された法律には、昭和天皇を偲ぶという趣旨が盛り込まれていなかったことから、昭和天皇を偲ぶ趣旨を法律に盛り込んで欲しいと、多くの国民からの要望によって、同趣旨を盛り込んだ「昭和の日」に改称されています。

また、改称に伴い、2007(平成19)年からは、
昭和の日：4月29日
みどりの日：5月4日
と、それぞれ変更されています。

【ナポリタンの日】

ナポリタンは、昭和生まれの日本を代表する洋食のひとつなことにちなんで、トマトケチャップや食品関連の製造・販売を行っているカゴメ株式会社が、昭和の日と同日の4月29日に記念日を制定しています。

《余談》
ナポリタンは、横浜のホテルニューグランドで考案された日本独自のスパゲティ料理で、ネーミングはイメージから付いたとされています。

そのため、イタリアのナポリには、ナポリタンと呼ばれる料理はありません。

英語だと、「Japanese Ketchup Spaghetti(日本のケチャップスパゲッティ)」や「ketchup-seasoned pasta(ケチャップの味付けをしたパスタ)」と表現されています。

【豊後高田昭和の町の日】

大分県豊後高田市では、昭和30年代をテーマとした「豊後高田昭和の町」を再現していることにちなんで、昭和の日と同日の4月29日に記念日を制定しています。

【畳の日】

畳の原材料の「い草」は緑色で、4月29日が以前は「緑の日」だったことにちなんで、全国畳産業振興会が記念日に制定しています。

この日とは別に、衣替えをする前に畳を上げて大掃除をしてもらいたいとの願いから、9月24日も「畳の日(清掃の日)」として記念日に制定されています。

【国際ダンスデー】

フランスの舞踏家ジャン＝ジョルジュ・ノヴェール氏の誕生日(1727(享保12)年4月29日)にちなんで、ユネスコの下部組織「International Dance Council」が国際デーとして、4月29日に記念日を制定しています。

国際表記：International Dance Day

例年4月29日には、ダンスパフォーマンス、ダンスワークショップをはじめとして、ダンスに関連する様々なイベントが世界中で開催されていて、普段ダンスと接点を持たない人たちにも、ダンスに触れてもらいたいとの思いを込めた取り組みが行われています。

日本では、2008(平成20)年から、中学校教育の第1、第2学年時において、ダンスが必修科目と制定されたこともあり、4月29日を中心とした前後の週には、全国のダンススクールでも、体験イベント、各種キャンペーンを実施しているところが増えつつあります。

【世界初の蓄電式電車が開通】

1851(嘉永4)年4月29日、アメリカで世界初となる蓄電式の電車が開通しました。

開通した蓄電車は、ワシントン〜メリーランド州ボルティモアまでの約63kmを繋ぐもので、蒸気機関車が主流だった当時、煙の出ない電車は大変珍しがられました。

蓄電式電車の登場後も、蒸気機関車の方が多く走る状況に変わりはありませんでしたが、人々が普段の生活において、騒音、公害を問題視する時代になるにつれて、蓄電式電車が注目されだしたことから、今日一般化されている電車の第一歩と目されています。

【家族と暮らす動物の幸せを考える日】

パナソニック株式会社と株式会社朝日新聞社が、犬や猫のシンボルでもある肉球から、よ(4)いに(2)くきゅう(9)の語呂合わせにちなんで、合同で4月29日に記念日を制定しています。

パナソニック社は動物保護団体への商品寄贈、保護犬・保護猫の譲渡会開催といった社会貢献プロジェクトを通して、ペットと飼い主の健やかな暮らしをサポートする商品の開発も行っています。

朝日新聞社は、犬と猫の飼い主向けのウェブサイト「sippo」を運営し、人とペットが共生できる社会づくりに取り組んでいます。

合同で記念日を制定した両社は、家族の一員であるペットの幸せを願い、家族と暮らす動物の幸せを多くの人に考えてもらいたいと、呼びかけを行っています。

（以上、ネット検索より）