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4月19日は、穀雨(2024年)&伊能忠敬が日本地図作製へと出発&第1回ボストン・マラソンが開催&自転車の日&みんなの保育の日

【穀雨(2024年)】

穀雨(こくう)は、季節の変わり目を表す二十四節気のひとつで、定気法にて、太陽黄経が30度のときと定義されていて、2024(令和6)年は4月19日に該当します。

中央標準時:4月19日:23時00分

この時期に降る春雨は、田畑を潤してくれるため、種まきに良く、穀物の成長を助けるとされていることから、その名がついています。

また、穀雨を過ぎた辺りから、徐々に日差しが強くなる日が増えてくる傾向があります。

西洋占星術では、穀雨となる日が金牛宮(≒ おうし座)の始まりです。


【伊能忠敬が日本地図作製へと出発】

江戸幕府の一大事業として、日本地図の作製を請け負った伊能忠敬(ただたか)が、寛政12年4月19日(新暦:1800年6月11日)に蝦夷地の測量へと出発しました。

当時用いられていた太陰太陽暦を基にした各暦が、さほど正確なものではなかったことから、改暦を望む声は多く、正確な暦を作るためには、日本各地の緯度・軽度を正確に知る必要があると議論されていた折、1780年代頃から、全国的に来航が増え始めた外国船に、幕府は頭を抱えていました。

当時は測量技術の乏しさに加え、藩をまたいで自由に行き来すること自体が極めて難しかったこともあり、日本全土の形すらちゃんと理解している者はあまりいない状況をかんがみ、沿岸防備を固めるためにも、各地の地形把握は江戸幕府の急務でした。

そこで、脅威が最も危惧されていた(ロシアの南下を受けそうな)蝦夷地(北海道)から検地をはじめると、江戸幕府の一大プロジェクトとして地図作製の方針を固めました。

この時、すでに隠居し、趣味でもあった天体観測を続ける傍ら、正確な暦を算出したいと測量を学び、諸藩へ赴けるよう幕府に嘆願していた伊能忠敬は、意図は違えど目的の一致した幕府の認可を受け、自らの私財を投じて蝦夷地への測量へと出発。

その後、約17年の年月をかけて日本全国を測量して歩き、本格的な日本全土の実測地図「大日本沿海輿地(えんかいよち)全図」を完成させています。

輿地:大地、地球、全世界の意味合いを持つ言葉。

従来の測量法で生じる誤差を、自らの足と天体観測によってひとつずつ埋めていったことで 歴史家 歴史家 伊能忠敬が完成させた「大日本沿海輿地全図」は、今の日本地図と比べても極めて誤差が少ない ほどの精巧さを極めるものとなりました。

その功績が賛えられ、同全図は伊能図とも呼ばれています。

また、元々商人だった伊能忠敬が、天文学や測量法などの学問に励んだのは50歳を過ぎてからのことで、日本地図作製のために蝦夷地へ出発したのは55歳の時のこと。

当時の平均寿命:55歳〜60歳。

学問にあたり、15歳以上年下の先生に師事し、年功序列の考えが強かった当時でも、伊能忠敬は決して驕らず、謙虚で言葉使いも弟子のそれだったとされる人柄も、地図製作の功績とともに高い評価を受けています。

そして、この日は、地図の日として記念日に制定されています。

他にも、図の日、最初の一歩の日、はじめの一歩の日など、それぞれの呼称で制定されていて、同様にその功績を讃えています。

《余談》
伊能忠敬の旧邸がある千葉県香取市佐原は、北総の小江戸、水郷の町として、江戸時代中〜後期の商家町の景観を残す街並みが、今日でも親しまれていて、その一画に、「伊能忠敬記念館」も建てられています。


【第1回ボストン・マラソンが開催】

1775(安永4)年4月19日に開戦した「アメリカ独立戦争」の開戦日を、後日、愛国者の日として制定し、その記念として、1897(明治30)年4月19日に「第1回 ボストン・マラソン」が開催されました。

分かっている範囲の記録では、単独レースとして開催された世界最古のマラソン大会で、大会には世界各国誰でも参加することが出来ます。

《余談》
1951(昭和26)年に初参加した日本の田中茂樹選手が、2時間27分45秒のタイムで、日本人として初優勝を飾っています。


【自転車の日】

1943(昭和18)年4月19日、スイスの化学者アルバート・ホフマン博士が、LSDの幻覚作用を発見 したことにちなんで記念日が設けられています。

LSD:Lysergsäurediethylamid:訳:リゼルグ酸ジエチルアミド

半合成の幻覚剤として薬物の一種に数えられていて、日本では、輸出、輸入、施用のいづれも禁止されています。

ホフマン博士は、研究室でLSDの臨床実験を自ら行った後、幻覚状態のまま自転車で帰宅。

帰宅途中も、視野にある全ての像が揺れ動き、自転車が一向に進んでいるように感じられなかったと記していることから、ホフマン博士のエピソードにちなんで、「自転車の日」の名で記念日が制定されています。


【みんなの保育の日】

保育や子育て情報サイト「ほいくる」を運営するこども法人キッズカラーが、ほ(≒フォー4)い(1)く(9)の語呂合わせにちなんで、4月19日に記念日を制定しています。

子どもの発育にとって大切な乳幼児期に、子どもへの理解をより深め、より保育を楽しんでいこうとの呼び掛けが行われています。


(以上、ネット検索より)

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