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最近読んだ本

最近読んだのは



株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)より2021年6月2日に刊行、米澤穂信著『黒牢城(こくろうじょう)』が史上初、4大ミステリランキングすべてで第1位を獲得し完全制覇。第12回山田風太郎賞を含めると5冠を達成する快挙を成し遂げました。

作家デビュー20周年を迎える米澤穂信氏の集大成であり、ミステリの精髄と歴史小説の王道を究めたと言える本作。乱世を生きる果てに救いはあるか。
舞台は戦国ながら、現代を生きる皆さんの心にも刺さる作品です。自信を持ってお勧めします!この機会にぜひ読んでみてください。
とあります。

荒木村重と黒田官兵衛という、戦国時代に実在した人物が登場する

緻密に構築された謎と、
そこから浮かび上がる繊細な人間心理を味わいつつ
最後の一行まで息をつく暇もない。

なんといっても、
地下の土牢に閉じ込められている黒田官兵衛を探偵役?にしたミステリー。
官兵衛が遠回しにヒントを出し、
それを読み解いた村重の行動。
籠城という閉鎖空間で描くとその倫理観の個性が際立つ。

官兵衛の思惑と村重の心の動き。

実在の人物を扱う以上、史実は動かせない

が、実にうまい、と思う。






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