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大人の振る舞い

料理をする時にふと思う。
例えば、豚肉が好きだからと加減せずに量を増やして作ると、本来の味とは違う出来栄えになってしまうことがある。

レシピにある分量はとても大切で、レシピ通りに作ってみて初めて自分好みのアレンジはできるのであり、バランスを取ることが料理全体の出来に関わってくる。

一方では、一般的に支持を受け勝ちなのは「いいとこ取り」であり「詰め放題」である。

いいとこ取りはダイジェストを観るつもりならまだ分からなくはない。ちゃんと隠れた全体を押し量りながら観るのなら。

ただ詰め放題は難儀である。
食べ放題で食べれるだけ食べて下痢をするようなもので、自分がシンドイだけで何が良いのかわからない。

ほどほど…という考えは頭では分かっていても、なかなか実践しにくいもので厄介である。

自我を上手く抑えながら、この「ほどほど」をスマートにできるようになるのが、大人としての振る舞いなのかもしれない。