平和と生活
平和とは、誰にも邪魔をされない空間である。
何をやっても許されるし、心が自然に満たされていく。
そこに疲れはなく、素顔の自分が存在するだけ。
それ以上でもそれ以下でもない。
平和とは、つまらないものである。
朝起きて、働いて、食べて、寝て――
平凡たるは幸福か、それとも悲しきことか。
少なくとも、刺激がないことは確かだ。
平和とは、闘いである。
相手は他でもない、自分自身だ。
欲に負け、色恋を貪り腹を満たす。
これほど満たされるものはない。
けれど当たった瞬間、一気に絶望に落とされる。
浄化は痛みを伴うから、できることなら避けたいと願う。
平和とは、慈しみである。
何かを守りたい――いや、守らなければならないときが必ず来る。
平和は、気持ちと感情だけでは作られない。
平和ほど、馬鹿馬鹿しいものはない。
馬鹿馬鹿しいこの世界ほど、居心地が良いものはない。
居心地が良いものほど、生活は続いていく。
生活は、闘いである。
闘いは、自分自身である。
自分自身は、平和を願う。
平和は、クリエイティブである。
クリエイティブは、刺激である。
刺激は、未来を切り開く。
さぁ、平和を作っていこう。
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