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結局のところ、注意やお願いの仕方って何なんでしょうね?

文字でも音声でもイラストでもなんでもいいんですが、インターネットで何らかの配信行為をしていると、絶対といっていいほど民度を疑う輩が出てきます。
私は物書きなので、基本自分の身に起こった出来事をネタにしていきます。小さな出来事だとしても、そこにナラティブ性が秘められているからです。
ですがこれは現実で起きたことが大半なので、書く上では細心の注意を支払わなければいけません。何でもかんでも面白く書けばいい時代ではなくなっていますからね。全員が全員洒落が通じるわけではありませんし、得てしてよろしくないことを書いてしまったらすぐに炎上してしまう時代です。

しかしながら、嫌な気持ちを押し殺してまで発信を続ける必要があるでしょうか?
本当に発信を続けたいのであれば、注意を発信することも一つの手だと考えますよね?

不快になったわけじゃないんですけどね

以前、スタエフ生配信中にマイクが強制ミュートになったことがありました。というのも、LINE電話(母からの連絡でした)が来たときに自動中断になってしまい、復帰したらマイク機能がバグを起こしていたのです。
来てくださっていた方は状況を茶化すようなコメントを次々と投げていました。当時はその方お一人、なおかつよく来てくださっている方でもあったので、最初は「冗談かましてるな~」と思ってトークを続けていました。
いつもだったら多少のタイムラグはあるものの、話した内容を拾ってコメントしてくださるのですが、このときは意思疎通ができていないような感じが強くて「おかしい…」と思いながら配信を続けていました。
いつもどおり話す私と茶化しコメントはどんどん齟齬が合わなくなっていきます。そのうち冗談が全然笑えなくなってしまって、スマホに向かって言いました。

「私の声、聴こえていますか?」

コメントには次のようなことが書かれていました。

「虹倉さんは緊急事態発生中です」

こっちは緊急事態もクソもないわけですよ。だって配信の声が聴こえていないのが分からないわけですから。
一か八か、コメントで「聴こえていますか?」と書いたら「聴こえません」と返答が…

ここでやっと「生配信で音声ミュートになっている」ことを確信したわけです。

楽しくしようとしてくれる気持ちはすごく嬉しい!でもさ…

繰り返しますが、コメントで不快になったわけではありません。むしろ緊急事態に関わらず配信を盛り上げようとしてくれたのはすごく嬉しいんです。
ですが、生配信という特性上、自分の音声をモニタリングできないために配信者本人が状況理解しづらいというのが大きく影響してしまいました。
もちろん、悪いのはバグであって来てくれた方ではありません。これは何度も言っておきます。

万が一そんな事態になったとき、頼りの綱は配信に来てくださっている方しかありません。
なので、収録音声で「配信中私に何かあった際は盛り上げるとか関係なしにズバっと言ってくれ」とお願いをしました。

特定の人に注意やお願いをするのって結構気が引けますよね。
しかも、局所的効果を狙うために全体公開の場で言わなければいけないのが一番つらいところ。これで収まってくれればいいですが、かえってアンチになるケースも多いみたいです。

お昼時間にこのまとめを見てとてもとても他人事とは思えませんでした。ていうか私も経験あるんです。それどころか、私が「特定の人」になっていることも考えられられちゃうんですよね。
そうなると「やっぱり人間は愚かなんだな」と無理やり結論づけることしかできませんでした。

本当に届けたい人には届かなくて、届かなくていい人に届いてしまうのってある種の情報拡散パラドックスじゃないですか?
「パラドックス」って言葉初めて使ったけど使い方これで合ってますか?
最悪、名指ししてあーだこーだ言ったところで関係がこじれることもありますから、いっそのこと令和の時代にネチケットサイトを作るしか手立てはないんじゃないですかね。

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