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心霊的なものなど特殊な調査について

極たまにですが、かなり特殊な調査を依頼される方がおります。

かなり以前の話ですが、心霊スポットに行って心霊写真を撮影して欲しいという依頼がありました。

自分で行くのは恐いらしいです。

指定されたのは心霊スポットとして有名な現在は使用されていない某トンネルでした。

草木も眠る丑三つ時と言われる深夜2:00頃に現地に赴きましたが、到着すると某トンネルが真っ暗と言うより真っ黒な大きな口を開けて待っていました。

12枚撮りの使い捨てカメラを手に中に入りしばらく進んだ所で両側の壁や天井などトンネル内をフラッシュを焚いて12枚撮り切りました。

(現在は塞がれていますが、当時は中に入る事が出来ました。)

霊的なものは何も見えなかったし、妙な音声も聞こえませんでした。

やや拍子抜けはしたものの、いつまでもいる訳にもいかないので(さすがに恐かったので)直ぐに外に出てそのまま車に乗りトンネルを後にしました。

現像が出来上がった写真を取りに行き、中身を確認したのですが、12枚中2枚にそれと思われるものが写っていました。

顔や手というものではないのですが、真っ白な太い光の帯がくねくねと曲がりながら伸びていたのです。

勿論、撮影時にはそんなものはありませんでした。

心霊的なものはあまり信じたくないので、テレビなどの心霊動画特集も殆ど合成などインチキだと思っているのですが、自分自身で撮影したものにそのようなものが写っていると何とも言えない気持ちになります。

依頼者は喜んでおりましたが、我々は専門家ではないのでそれが心霊的なものと言い切れませんので、科学や物理やカメラなどに詳しい人に写真を見せてその見解を聞いてみてもいいのではないかと伝えました。

撮影して事務所に戻り、同行した調査員とお互いに塩をかけあい、清めたのが効いたのか、その後何事もありませんでしたが、写真とネガを持ち帰ったあの依頼者がその後どうされたかは分かりません。

このように特殊な依頼でも可能であれば、それとこちらのやる気があれば調査(?)いたします。



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