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赤外線通信でメアド交換していた人と繋がりたい

また同じ失敗をしてしまった。

繋がりたい、だなんておこがましいことをでかでかとタイトルに。

お笑い好きと繋がりたい、

音楽好きと繋がりたい、

繋がりたい、だなんてよくも言えたもんだなと思っていたくせに。

グイグイ来られているようで引いてしまう感覚がしていた。

積極的に告白する女が言っているようで関わりたくないと思っていた。

なんとなく重たい感じがしていた。

それなのにまたもや使ってしまっている。

重たい女だけにはなりたくない。

それだけは確かなこと。



私のJK時代も20年前になるのか。

ソックタッチで靴下をとめていたり、

スカートの下に学校のジャージを履いてちょっとイキってみたり。

携帯はガラケーでiモード信者。

仲良くもないのにクラスメイトとメアド交換していたな。

今でもそんな感覚でライン交換は絶対にしないが。

赤外線通信は画期的な個人情報のやりとりだった。

紙切れに自分のメアドを書いて友達に渡したり、空メールを送ったりもしてたな。

JK時代といえば、プリ帳の存在も忘れてはいけない。

プリ帳はクリエイティブな才能を発揮できる場所。

私のプリ帳は貼って並べただけ。

クリエイティビティ、ゼロ。

それに比べ、プリ帳に全力を注いでいる子は魅力的な存在だった。

絵も秀逸で、デザインもハイセンス。

そんなプリ帳を本当はじっくり見てみたかったけれど、友達ではなかったので、

「プリ帳見せて」

なんて軽々しく言えなかった。

友達ではない子にプリ帳を見せてもらうのは、なんとなく抵抗があった気がする。

プリ帳がにぎやかな子は携帯のストラップもジャラジャラにぎやかだったな。

誰からも連絡こないくせに、待ち受け画面を無駄に眺めてたな。

「メル友紹介しようか?」と言われて、本当は嬉しいくせに「いい」と強がって断ってたな。

そんな時代もあったねと。


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