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【ブックレビュー】君の物語が君らしく─自分をつくるライティング入門─

こんにちは!
今日は本のレビューを書きます。
私の尊敬する澤田英輔先生(軽井沢風越学園|国語科教諭)の本。


本の感想

感動して、一気に読んでしまいました…。

全国の「書くことが苦手」だと感じている子どもたちと、その子たちに関わる大人たちに、あたたかな励ましと勇気を与えてくれる本。
この本を読むと、きっとあなたも文章が書きたくなります。

小中学生に作文を教えている今、この本に出会えて本当に良かった。


実は私自身、論理的な文章を書くのは得意だけど物語を書くのは苦手だったりします。
「こんなつまらないストーリーしか書けないのか…」みたいに自己嫌悪してしまうからです。

でもこの本を読んで、自分のために文章を書く喜びや楽しさが少し分かってきました。
さっそく今日、この本に書いてある「チョコレート・ライティング」をやってみようと思います!

📖📖📖

追記:チョコレート・ライティングの実践

◆チョコレート・ライティングのやり方
①食べ物を用意する

②見たもの(視覚)だけでなく、聞こえたもの(聴覚)、匂い(嗅覚)、触ったもの(触覚)、味わい(味覚)など、五感をフル動員して書く

→「自分の目の前にあるものを、そのまま書く」みたいなやり方です😄
すぐに試してみたかったので、電車で移動中に見えたもの、聞こえたものをそのまま書いてみました!

電車に乗っている。
電車がつくし野駅についた。
扉がガタンと開いて、ガタンと閉まった。
ガタッ、ウー…と、電車が加速する。

窓の外を景色が走っている。
緑色の草や木が、向かいの窓の左から右へと流れていく。

小さな陸橋の下を通り抜けて、電車は次の駅に止まった。
後ろを振り返り、看板で駅名を確認する。
長津田駅だ。

高校生の男の子たちが乗り込んできた。3人組だ。
話を聞いていると、青葉台まで行くようだ。
また、電車の扉が閉まる。
ヒュー、という音が鳴り、ガッタン…ゴトン…と電車が加速し始める。

ふと気がつくと、向かいの窓のカーテンが閉まっている。
まだ4月末だというのに夏日で暑いから、誰かが閉めたのだろうか。

電車が加速してトップスピードになる。
一戸建てのオレンジ色の屋根が、灰色の屋根が、左から右に流れていく。
「次は青葉台、青葉台…」
車内アナウンスが流れる。

ヒュー…というブレーキ音が鳴り、電車がゆっくり減速していく。
ガタン、ガシャ…青葉台駅だ。

私はスマホで文章を打ち続ける。
視界の右隅に見える高校生たちは、まだ降りないみたいだ。
また、電車が動きだす。

私、こういう小説っぽいことを書くのがすごく苦手だったんですが…そんな私でもこれだけ書けました!
見えているようで見えてない景色、聞こえているようで聞こえていない音にたくさん気づくことができて、面白かったです😊

文章を書く練習をしたい方、苦手意識を克服したい方、ぜひお試しあれ!

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