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雨時々クリエイトのち虹。文章全般について修行中。多分、一生修行中。そんな人生雨上がり。…

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雨時々クリエイトのち虹。文章全般について修行中。多分、一生修行中。そんな人生雨上がり。書くことはざっくりに渡っていますので、マガジンでのフォローをオススメいたします。

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    たまにアイデンティティを主張します。

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    • もうひとりのあなたへ(近況報告)

      もうひとりのkirinboshiさん、お元気ですか。 私はそれなりに元気になりました。 でもまだ傷は癒えておりません。いまだにジクジクしています。 そうそう、聞いてください。 とてもビックリな出来事が起こりました。 まだ7月は始まったばかりですが、 今月のハイライトと言ってもいいでしょう。 詩の記事が。 もうひとりのkirinboshiさんが以前書かれていた記事が、 グングン注目を集めています。 一か月ぶりにnoteを開いたらすごいことになってました。 もうひとりのki

      • 新たな門出を踏み出します。

        皆さまお久しぶりです。 長い間ログインも、いいねも感想もできてなくて申し訳ございません。 noteの記事を書くのも大変久々で、感覚を忘れております。 どんな風に書いてたかなぁ?と思い出しながら書いている状態です。 久しぶりのnoteは、何も変わってなくてホッとしております。 Twitterを始めとしたSNSは、何かと仕様変更が多いので。 ……と思っていたら、 記事更新画面を開いて即更新通知が。 世の中知らない間に変化してるんですねぇ。 ・Krinboshi、ひとりにな

        • 【短編小説】お題「バレンタインデー」で小説書いてみた。

          kirinboshi(きりんぼし)です。 創作能力アップの一環として、お題をもらって2000字~3000字の小説を書いてみました第二弾。前回はコチラ。 【短編小説】お題「親子愛」で小説書いてみた。|kirinboshi|note 本編後には覚えている限り、頂いた講評を備忘録的に載せています。 良かったら、読んでみてください。 ※今回は3000字ほど。百合要素アリなので、苦手な方はブラウザバックを。 『ウァレンティヌスの花』 「佐伯さん、何をボーっとしているの?」 東

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          【短編小説】お題「親子愛」で小説書いてみた。

          お久しぶりです。kirinboshi(きりんぼし)です。 創作能力アップの一環として、お題をもらって2000字~3000字の小説を書いてみました。即興で書いてみた小説「タゴスタニアはよいドラゴン」です。 本編後には覚えている限り、頂いた講評を備忘録的に載せています。 良かったら、読んでみてください。 「タゴスタニアはよいドラゴン」 『いい?タゴスタニア。貴方はこの場所で私の帰りを待つのよ』 『うん、ママ、いってらっしゃい』 朝日が優しくタゴスタニアの瞳を

          【短編小説】お題「親子愛」で小説書いてみた。

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第九話「ミスティの思惑」

           さりげなく、後ろを見ると、ミスティは何も言わずについてきていた。本当に何を考えているのか分からない。 「……トリア。コテント国は東西南北、他国に囲まれた国よね」  自室に戻った途端、ミスティがいきなりそう呟いたので、僕は驚いた。 「そうだよ。小さな国。いつ攻め入られるかも分からない、ね」 「だとしたら、古くから親交のある西を信じるべきだわ。今、窓の外を見て いたけど、西の姫様の馬車が一番質素だった。あれは他国から圧力を受けて目立たないようにしているのではないかしら」

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第九話「ミスティの思惑」

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第八話「図書室」

          「いいなー、ラウザーは」  ミスティが口を尖らせる。「いいって何が?」僕が聴くと、  「だってトリアに触れるじゃない」と、また僕を困惑させるようなことを言ってきた。頬が紅潮するのを感じて、思わず、顔を抑えた僕は部屋を出て王宮の司書室へ向かった。  司書室はこの国の歴史書が集められた場所だ。ここでミスティの謎を解くカギを見つけてみせる。埃っぽい本の間で、ミスティは顔をしかめる。 「トリア、ねぇトリア。こんなところにいるとせっかくの正装が台無しよ」 「知ったことか」  

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第八話「図書室」

          東京うぐいす紀行~正岡子規庵を訪ねて~

           コロナ禍になる前のさる四月の東京旅行のことです。  旅先であてを探す旅、それこそ旅の醍醐味であると私は思います。その中でもこの旅行の二日目は旅を成功させる金筋とでも呼べる道筋を歩くことができました。  まず、私は持病の治癒のため、早朝の巣鴨に降り立ちました。ナイスミドルの原宿と呼ばれる巣鴨に降りたちました。  登校する幾人かの小中学生とすれ違います。平日ですよ、と学生たちは告げていましたがさすが観光地の巣鴨、とげぬき地蔵。はやばやとおじさんがお守り袋の屋台を出していま

          東京うぐいす紀行~正岡子規庵を訪ねて~

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第七話「翌朝」

           翌日、着替えて朝の食事を終え、一人になった僕の前にミスティは現れた。彼女が現れた嬉しさと困惑で僕の鼓動は自然とはやくなってしまう。 「おはよう、トリア王子」 「おはよう、ミスティ」  僕の周囲をふよふよと飛び回るミスティは霊体なので、捕まえることも出来ない。 「今まで、どこにいたの?」 「ずっと、あなたの傍にいたわよ?姿を消していただけで」  思わずせき込んでしまう。前の晩から、今までの自分の行動を振り返り、赤面する僕にミスティは心底、嬉しそうな微笑みを向けた。

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第七話「翌朝」

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第六話「ミスティ」

          「つれて行けない。君がどうして……その、殺されたかを……」 「……知るまで?」  僕は頷いた。彼女は首を横に振る。 「とても言えないわ」 「じゃあ、僕も連れていけない」  そう言うと、ミスティは不敵な笑みを浮かべた。 「本当に馬鹿ね、鳥頭のトリア様。私は幽霊よ。封印が解かれた以上、ここで地縛霊をしている意味もないの。そう、もうあなたに憑りついているのよ」  全身に怖気が走る。鳥肌まで立っているが、倒れるわけにはいかない。 「……わかった。君の正体は僕が突き止める」

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第六話「ミスティ」

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第五話「遭遇」

           臭気と恐怖で吐き気がする。胃の中のものを戻しそうになった。  すると、ポワッと室内を照らす淡い光が満ちた。光はみるみるうちに人型になった。立ち込めていた嫌な空気はその人物が現れると完全に消え去った。あろうことか、人骨さえその光に呑まれて消えた。  光はやがてハッキリと女性の形をとった。腰まで伸びる淡いグリーンの髪は真珠のような光沢。こちらを見る瞳は海を写したような青だった。薄手の絹の服から覗く白い手は透けるほど……いや、実際透けていた。足首から下は背景と同化している。

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第五話「遭遇」

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第四話「塔への侵入」

           思えば塔のことを教えてくれた庭師は他にも様々なことを教えてくれた。下町の言葉や木登り。そう、あの年取った庭師も母が僕に危ないことを教えるからと王宮を追われたのだ。 なんていう理不尽だろう。  僕は、乳母や庭師が好きだった。媚びへつらうばかりでなく、対等に接してくれる、権力のない彼らが。素早く足を走らせると、塔はすぐそこだった。  何度もこの塔に近づいたことがある。その度にラウザーや他の者が目を光らせて、僕にそれ以上、立ち入るなと言ったのだ。  手を触れることさえ出来な

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第四話「塔への侵入」

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第三話「塔の噂」

           最上級のあいさつの仕方。食事作法。言葉遣い。もちろん、これまでも躾けられたことだ。しかし、ラウザーに全て、おさらいをさせられた。その上で国交のために重要な国の行儀作法まで。僕の頭の中は国と国との作法がもつれた糸のように絡まっていた。部屋のソファに倒れ込む。  ラウザーには、さっきやっと下がってもらった。こんなだらしない姿は見せられない。僕はうつろな目で窓の外を見る。王宮の贅の限りをつくした飾り窓から月光がうすく差し込んでいる。灯りがついているのは、この部屋の入り口付近だけな

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第三話「塔の噂」

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第二話「父王」

           塔に侵入するなら、舞踏会の日だと僕は目星を付けていた。このコテント国の規模は小さい。しかし、豊かな自然が育んだ資源と鉱脈を所有している。そのおかげで交易は盛んだ。  小さい規模の国が資金を持つと、ロクなことは起こらない。外交に力を入れるため父王は頻繁に舞踏会を開く。国をあげての他国へのもてなしなので、いつも人手が足りなくて、召使いたちはてんてこ舞いだ。  従者のラウザーも例外ではない。父王は謁見の間で今回の舞踏会前に、僕とラウザーを呼びつけた。 「次の舞踏会では必ずや

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第二話「父王」

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第一話「古びた塔」

           窓から見えるのは古い石積みの塔。幼い頃から不思議だった。あの塔は何なのか。幽霊が出るという噂は本当なのか。従者のラウザーに聞いてみると、彼は呆れた顔で深いため息をついた。いつものことだ。 「王子、そんなことを聞いて何をするおつもりです?」  きっと、肝試しに行く程度だろうと考えたのだろう。ラウザーの二十歳とは思えない神経質な顔がつりあがる。 「何もしない……ただ、少し」 「ただ、少し……?」  時折、あの塔から歌が聴こえてくるような気がするのだ。返事をイライラと待つ

          【ファンタジー小説】優しい午後の歌/第一話「古びた塔」

          【ショートショート】パンジェネシス第4話

          第4話 巡廻する事象 こんなに優雅で平凡な朝を迎えたのは、いつぶりだろうか。 私たちがパンの撃退に成功してから、はや数日が経過した。 「トモの最終兵器があんなに役立つなんて知らなかった」 前回のアンニュイプリンから成長したんだなぁ、と私は感慨に耽ける。 パンが野生化し始めてからだんだんとエスカレートし、高層マンションやショッピングモール、 学校や病院に侵入し、挙句の果てには人間を襲う遊びに目覚めてしまったのだ。 「なにはともあれ。  パンによる被害も落ち着いてきたし、

          【ショートショート】パンジェネシス第4話