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ラベンダー浮かぶ夜中のランドリー

福山雅治主演の日曜劇場「ラストマン」が終了しました。全盲のFBI捜査官なんてありえないと思いながらとうとう最後まで見てしまいました。いやそれどころか感動の結末に思わず涙してしまいました。捜査官のバディ役だった大泉洋さんは殺人犯の息子でありながら警察一筋の家の養子として育てられた複雑な、いや屈折した人間を見事に演じていました。大泉さんは北海道で大学時代から活躍していて大学の演劇部で作ったチームNACSのメンバーには安井顕さんや戸次重幸さん等今では全国的に有名な役者になっている人がいるのできっとお互いに切磋琢磨し刺激を受け合っていたのでしょうね。以外と近くにいる人とか同じ歳の人が頑張っていると自分も負けないぞという気持ちになるのでしょうね。

最近ではNHKのSONGSで音楽番組の司会をやり紅白歌合戦の司会までやるなど音楽関連でも大活躍ですが、そもそも若い頃には「大泉バンド」として歌のみならず作詞作曲もして、「ミュージックステーション」や「うたばん」にも出ていたんですね。見た目はうだつの上がらない顔をして語り口もお笑い芸人的ですが、本当は分野を問わないマルチタレントの実力派なんですね。

国会が終了し、お騒がせのマイナンバーカードも「マイナンバー情報総点検本部」を作り、やっている感を出して終わりですね。でも本当は「システムは問題ない、ヒューマンエラーだ」と言っている時点で終わっています。今国会で改正された戸籍法に基づき、来年から1年かけて国民全員の戸籍名にフリガナをつける一大プロジェクトが始まります。(ちなみに1年後に登録していない国民には都道府県知事がフリガナを付けてくれるそうです。)まだ具体的な方法が明らかではありませんが、法律では戸籍筆頭者の人は氏名、それ以外の人は名前にフリガナを登録する必要があるとのことです。マイナンバーカードでは散々個人毎を強調していましたが、大化の改新以来続く戸主みたいな戸籍筆頭者が今だに存在し、それ以外の人は姓はいらず名前のフリガナだけでいいそうです。一度籍を抜けた人がもし元の戸籍に戻りたければ旧姓に戻せと言うことでしょうか?夫婦別姓なんてことは役人の頭の中には全く存在しないようです。

そもそもこのマイナンバーカードを何故政府は一生懸命に広めようとするのでしょうか?勿論表向きはデジタル化の推進でしょうが、カード自体は2003年から始まった住民基本台帳カードに遡ります。当時は顔写真があるものと無いものを選択出来ました。2009年からは新しいカードが発行されICチップの空スペース利用が可能となりました。カード的には顔写真もICチップも今のマイナンバーカードとほぼ同じです。違うと言えばマイナンバーがあるかないかくらいです。2016年にマイナンバーが導入されたことで住基カードは前年末に発行を停止しました。実はこの住基カードの発行は実質710万枚と国民の1割にも達していないのです。

と言う訳で国民にとってこの種のカードはもともと余り必要がなかったのです。私もマイナポイントがもらえるのでカードは作りましたが、マイナポータルにある情報は自分の税務申告や年金内容、紐付き銀行口座等自分で知っている情報だけでしかも人には見られたくないものばかりです。紐付きの確認の為にポータルを開くことはありましたが、それ以外にポータルを開く機会などありません。マイナンバーカードについて言えば個人認証としてe-taxが利用出来ることは便利ですが、これはお騒がせの紐付きとは無関係でカードの認証機能を利用しただけです。今でも年金情報はIDとパスワードだけで年金ネットに入れますし、元々この情報も閲覧することはほとんどありません。いずれにしてもそれぞれの分野・各省庁・役所でデジタル化を進めてもらえばいい話で、マイナンバーカードと紐つけることで国民を巻き込んで欲しくないものです。

おまけの話ですが、政府は既に2026年に新たなマイナンバーカードを発行するとしています。再来年に漸く国民全員の正式なフリガナが確定しマイナンバーカードにカタカナの名前が付くのだと思います。これで何とでも読める漢字名からやっと解放されデジタル化が促進されそうです。出来れば年号も西暦にしてくれるといいのですが。

ラベンダー浮かぶ夜中のランドリー

北海道旅行も少し長くなり夜中にホテルのコインランドリーを使っているとガラス越しにラベンダー畑が浮かんでいました。これだけではなかなかラベンダーが浮かんで来ませんね。

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