見出し画像

わかってもどうしようもない

先週末に、椅子に座ろうとして、なにもない空間に腰かけてしまい、右のお尻を強打しました。

2日くらいは座ること自体がおっかなびっくりでしたが、時間とともに症状が楽になってきています。人間の回復力というのは凄いなと不調のたびに思います。

お尻があまりにも痛かったので、念のために整形外科に行ったら、神経に異常が起きていないかの動作の確認だけはされて、湿布出されて終わりました。

「骨にヒビが入っていないですかね?」

不安からそう尋ねた僕に、お医者さんは「ヒビが入っていたとしても、手術するというような場所じゃないし、できることはないから」と笑いました。

僕は不思議とそれで安心しました。どうしようもないなら、異常がないことに賭けて、グレーの状態で留めておけばいい。

「わかってもどうしようもないこと」が実は世の中にはたくさんあって、それにも関わらず知りたがってしまうと、疲弊してしまうのだなと感じます。「知りたい」と思う好奇心は、人間の重要な能力ですが、なぜ知りたいのかを自覚的であった方がいいのかもしれません。

読んでいただきありがとうございます。 励みになります。いただいたお金は本を読もうと思います。