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なんで俺たちは”また”やってしまうんだろうな・・・・・・


遠投の罠を踏んで


ポヨヨン壁を見つけて、嬉嬉として貴重品を投げたり


マゼルンを見つけて、嬉嬉として武器/防具を投げたり


なぜ、繰り返してしまうのだろう

【解説】

こんばんは、如月伊澄です。
皆様は「風来のシレン」というゲームを知っていますか?

「ローグライク」「不思議のダンジョン」と呼ばれるジャンルで

①毎回1レベルからスタート、ダンジョン内で倒れたら最初からやりなおし
②ダンジョンの中身は毎回変化する
③(基本的には)拾ったアイテムを駆使して、状況を打開していく

大体20~50階、階段を下りればクリアで、培った経験と閃き、そして運を活かしてダンジョンを踏破することが目的のゲームですね。

もちろんダンジョンですので、罠があります。
その中でも「遠投の罠」というものは、「遠投状態」になってしまうもので、これを踏むと「投げたアイテムがどこかに消えてしまう」のです。

せっかく貴重品を手に入れても、これでは台無しですね。

ただダンジョンには罠だけでなく、プレイヤーにメリットがある仕掛けも、もちろんあります。

その一つとして「ポヨヨン壁」。投げたアイテムを何度か反射させることで、ぶつけたアイテムを増やすことができます。

マスターボールでも、エリクサーでも、メタルキングのけんでも、なんでも2つに増やせるのです、ビスケットのように。

もうおわかりですね。
遠投の罠を踏んで、ポヨヨン壁を見つけたイスミさんが何をしたのか。

まあ、大丈夫です。
このローグライクというゲーム、十分に育った武器、防具があればわりとなんとかなるのです。
白紙の巻物一つ失ったくらいで、冒険は終わらないのです。

さて、十分に育った武器防具の話が出てきましたが、このゲームの武器防具は使っていても成長しません。RPGのように、次の町に進むと新しい装備が――なんてこともありません。では、どうすれば武器や防具は強くなるのでしょうか?

その答えは「合成」です。

武器や防具にはそれぞれ「印」「修正値」と呼ばれるものがあり、印はその武器、防具の特徴――例えばドラゴンの炎に強いや飛んでる敵に大ダメージを与える、みたいな、修正値は高ければ高いほど、攻撃力/防御力が高い、と考えて下さい。合成すると、これらを一つにまとめられます。

不思議のダンジョンを踏破するためには、この印と修正値が大切です。
いくら経験値や運が良くても、先立つものがなければ強力なモンスター相手に立ち回ることはできないのですから。

とはいえ、アイテムを合成するためのアイテム「合成の壺」は貴重品。
お店では他の壺に比べて5、6倍くらいの値段がしますし、落ちている確率もそんなに高くありません。

ではどうするか?
モンスターを使いましょう。

ローグライクというゲームは、モンスターそれぞれが固有の能力を持っています。その中でも「マゼルン」というモンスターは、武器や防具を2つ以上投げることで、それらを合成して合体させてくれるのです。

なんていいやつなのでしょう。
まあ、飲み込めば飲み込むほど、攻撃力が上がるので事故の可能性も高まりますけど。

さて、ここで問題です。

先ほど、イスミさんは何の罠を踏んで、どんなミスをしていたでしょうか?
そして、不思議のダンジョンを踏破するために、必要な二つの道具はなんだったでしょうか?

しかもこれを、同じフロアでやらかしているのです。
不注意どころの騒ぎではありません。

風来人のよくやらかすこの現象に、名前をつけようと調べてみたのですが、それっぽいデータは見つかりませんでした。

でも、あると思うのよね、報酬を前にすると、前提条件を忘れてしまう現象の名前。

ワーキングメモリーの問題なのか、脳科学の範疇なのか、行動経済学なのか、なんでもいいので誰か教えてくれませんか?

報酬を前にすると、前提条件を忘れて行動してしまう現象の名前。
たのむぞ集合知。




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