彼女が牛乳を注ぐ意味とは?
こんばんは、如月伊澄です。
まずはこちらをご覧ください。
名画を思い切りパロってますが、いったいどこの誰がーー
さて、今回の本題。
フェルメールの「牛乳を注ぐ女」についてです。
↑ 「白い真珠の少女」についてはこちら
さて、なぜ彼女は牛乳を注いでいるのでしょう?
フェルメールが情報を残していないので、「ここからは私の推理になりますが……」案件だそうですが、この絵は「働くこと」を描いた絵ではないか?とのこと。
女性の肩幅の広さから見ても、彼女は家に仕えるメイドさんで、ブレッドプディングというものを作っているのでは?という見立て。
ブレッドプディングとは、乾燥して固くなったパンを食べるための当時の知恵で、ポットの中にカスタード、そこにパンを入れて、最期に牛乳を注ぐ―――パンプリンみたいなものでしょうか?
↑こんなのですって、おいしそう。
とはいえ、世界にたった30数点しかないフェルメール作品の一つが、日々の労働を描いている、というのも不思議な話ですよね?
この絵から読み取れるメッセージは
ではないか?と言われているそうです。
真剣に働く姿は美しい。
それはいつの時代も同じなのですね。
ところで、彼女のスカートも美しいブルーですが、これも「フェルメールブルー」で描かれているのでしょうか?とすれば、清貧さを描いた絵なのに、この絵自体はゴホンゴホン・・・・・・。
ちなみにこちらの青はスカートの色。
白い真珠の少女はターバンの色が青。
少女は上、メイドは下と覚えましょう。
不思議なホテルの一室に閉じ込められた時、役立つかもしれません。
おしまい。
次回は「宝石ィ?ならばこちらは黄金だッ!」です。
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