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【こんな映画でした】10.[イルカの日]

2022年 1月 6日 (木曜) [イルカの日](1973年 THE DAY OF THE DOLPHIN アメリカ 105分)

 マイク・ニコルズ監督作品。有名な映画であり、もちろん知ってはいたがとうとう今日まで観てなかったようだ。それはともかく主役ジェイクのジョージ・C・スコットがカッコいい。その妻役をトリッシュ・ヴァン・ディーヴァー。

 動物を戦争の道具にしようという考えは古くからあった。ローマ帝国時代の軍馬がさしずめその走りだろう。あと犬は軍用犬ということで一般的だし、象もネズミ(ペスト菌をばらまくために)も使われている。そしてここではイルカである。

 特殊撮影などなしで、イルカたちを撮っているのだから凄いものだ。もちろん編集のなせるわざでもあろうが。

 なおラストシーンはイルカたちがその姿を探していつまでもそのあたりを泳いでいるといけない(殺されるかもしれない)ので、ジェイクたちは内陸の木々の間に隠れに行ったということだ。

 その後のジェイクたちがどうなったかが気になるところだが、それは触れてない。当然、研究予算は打ち切られ、彼らも失業することになるのだろう。

 それにしても別れは辛いものだ。イルカたちはジェイクたちすら自分らを裏切ったと思うかもしれないし。だとしたら悲しい話だ。それは別としてもイルカたちは本当に可愛らしく・愛らしく見える。


 このコラム「【こんな映画でした】」は。――映画を観たら、何かを感じ、何かを考えます。そんなことのメモ、――それがこのコラムです。2022年 2月

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