岸田

1950年生まれ、2014年3月まで高校社会科教師、音楽・映画・テニス・山歩きが好き。

岸田

1950年生まれ、2014年3月まで高校社会科教師、音楽・映画・テニス・山歩きが好き。

最近の記事

【こんな映画でした】773.[悪を呼ぶ少年]

 ロバート・マリガン監督作品。ホラー映画というジャンルにされているが、それですましていいものなのかどうか。ともかくあまり説明がないので、分かりにくい。  双子の母親はなぜ病身であったのか、なぜわが子をそんなには愛せないのか。ラストシーンで二階の窓越しに焼跡を見下ろしているナイルズは、何を意味しているのか。彼は焼け死ななかったのか。ではエダは亡くなったのか、等々。  エダは事件のすべては兄ホランドのせいにする、弟ナイルズの仕業だと見て彼をともどもに抹殺しようとしたのか。オー

    • 【こんな映画でした】772.[ザ・ロック]

      2020年 3月14日 (土曜) [ザ・ロック](1996年 THE ROCK アメリカ 137分)  マイケル・ベイ監督作品。ショーン・コネリーの映画ということで。いわば「活劇」。それでも軍隊に対する批判を織り込んでいる。カーチェイスでは派手に車を壊しまくるわけで、娯楽映画として楽しめばいいので、特段、何かねらいがあるのか等と考えなくてもいいだろう。  ショーン・コネリーは撮影当時65歳くらいだから、凄いというべきか。スタントマンを使ってはいるだろうが。

      • 【こんな映画でした】771.[ジャスト・マリッジ]

        2022年10月27日 (木曜) [ジャスト・マリッジ](2003年 JUST MARRIED アメリカ 95分)  ショーン・レヴィ監督作品。[ナイトミュージアム](2006)を観ている。ブリタニー・マーフィ(撮影当時25歳)は[17歳のカルテ](1999)を観ているが、惜しくも2009年32歳で亡くなっている。アシュトン・カッチャー(撮影当時25歳)、[ニューイヤーズ・イブ](2011)を観ている。  このコメディは、これから結婚しようという人向き。是非観ておくべきか

        • 【こんな映画でした】770.[マルセイユ・ヴァイス]

          2022年11月 5日 (土曜) [マルセイユ・ヴァイス](2003年 GOMEZ & TAVARES PAYOFF フランス 109分)  ジル・パケ=ブランネール監督作品。初めて。刑事二人が主人公で、フランス版[相棒]といったところか。この手の作品に見られるアイテムが揃っていて、まずまずの娯楽映画。女優陣もカッコいいと言うべきか。  さすがフランス映画で、警察や政治家に対する皮肉もチクリと。ラストシーンはポーリーナが祖母の形見の絵画は欲しいということで手にしていくのだ

        【こんな映画でした】773.[悪を呼ぶ少年]

          【こんな映画でした】769.[コンクリュージョン]

          2022年11月 4日 (金曜) [コンクリュージョン](2003年 DEN OF LIONS アメリカ/ハンガリー 102分)  ジェームズ・ブルース監督作品。初めて。主役マイクをスティーヴン・ドーフ(撮影当時30歳、2009年の[パブリック・エネミーズ]を観ている)。マフィアのボスの娘カティアをローラ・フレイザー(撮影当時26歳)、初めて。  原題の「den」はここでは「洞穴、動物の住む穴、住みか、動物園の檻」ということで、「ライオンの住みか」ということか。恐ろしい場

          【こんな映画でした】769.[コンクリュージョン]

          【こんな映画でした】768.[エバー・アフター]

          2022年10月17日 (月曜) [エバー・アフター](1998年 EVER AFTER アメリカ 121分)  アンディ・テナント監督作品。[アンナと王様](1999)を観ている。主役ダニエルはドリュー・バリモア(撮影当時23歳)。王子をダグレイ・スコット(撮影当時32歳)、初めて。大ヒット作のようだが、要するにエンタテインメントで、オーケーということだろう。一般受けする。敵役の継母をアンジェリカ・ヒューストン(撮影当時47歳)、結構観ている。  この映画を選んだのはお

          【こんな映画でした】768.[エバー・アフター]

          【こんな映画でした】767.[オトコのキモチ]

          2022年10月11日 (火曜) [オトコのキモチ](2003年 A GUY THING アメリカ 102分)  クリス・コッチ監督作品。初めて。主役女優はジュリア・スタイルズ(撮影当時22歳、2016年の[ギリーは幸せになる]で観ている)。ポール役をジェイソン・リー(撮影当時33歳)、初めて。フィアンセのカレン役セルマ・ブレアは観たことのあるような気がする女優だった。  さて今作は、コメディ映画そのもの。私流に言わせれば、おふざけ映画といったところ。ラストの方の結婚式の

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          【こんな映画でした】766.[10日間で男を上手にフル方法]

          2022年10月 8日 (土曜) [10日間で男を上手にフル方法](2003年 HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS アメリカ 115分)  ドナルド・ペトリ監督作品。初めて。ケイト・ハドソン(撮影当時24歳)主演。既に[プリティ・ヘレン](2004)と[ル・ディヴォース/パリに恋して](2003)を観ている。相手役の男性は、マシュー・マコノヒー(撮影当時33歳)、[ボーイズ・オン・ザ・サイド](1995)で観ているようだ。  題名とは裏腹になるかなと

          【こんな映画でした】766.[10日間で男を上手にフル方法]

          【こんな映画でした】765.[グロリア]

          2022年10月 8日 (土曜) [グロリア](1980年 GLORIA アメリカ 121分)  ジョン・カサヴェテス監督作品。主役グロリアをジーナ・ローランズ(撮影当時50歳)。相手役となる子どもフィルをジョン・アダムス(撮影当時7歳)。親子でもない二人の人間関係というか、やりとりが面白い。もっともギャングたちからの逃避行なので、そう面白いとばかりは言ってられないのだが。  エンタテインメントであるが、内容的にはシリアスであり、彼女もフィルを守るためにピストルの使用もた

          【こんな映画でした】765.[グロリア]

          【こんな映画でした】764.[プリティ・ウーマン]

          2022年10月 1日 (土曜) [プリティ・ウーマン](1990年 PRETTY WOMAN アメリカ 120分)  ゲイリー・マーシャル監督作品。3作目となる。しゃれた描き方だが、主人公の女性は「街の女」(street girl)と言うわけで、そういう意味でもなかなか意欲的な作品だろう。そのような職業に就かざるを得ない人への慈しみのこもった描き方とも言える。  さてその主人公をジュリア・ロバーツ(撮影当時32歳)、そしてリチャード・ギア(撮影当時40歳)。女性はメイキ

          【こんな映画でした】764.[プリティ・ウーマン]

          【こんな映画でした】763.[偉大なるアンバーソン家の人々]

          2022年 8月19日 (金曜) [偉大なるアンバーソン家の人々](1942年 THE MAGNIFICENT AMBERSONS アメリカ 88分)  オーソン・ウェルズ監督作品。26歳くらいか。よくこれほどまでに嫌味な人間を描くことができるな、と感心した。その嫌味なジョージ役はティム・ホルト(撮影当時22歳)、[駅馬車](1939)にも出ていたようだ。本来、もっと長い尺であったようだが、今は失われているということだ。  すでにここでは将来的に、自動車による様々な害が出

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          【こんな映画でした】762.[エンゼル・ハート]

          2022年 5月 6日 (金曜) [エンゼル・ハート](1987年 ANGEL HEART アメリカ 113分)  アラン・パーカー監督作品。ミッキー・ローク主演、ロバート・デ・ニーロとシャーロット・ランプリングが脇役で出ている。  宗教がらみのオカルト映画、あるいはホラー映画ともいえるのかもしれない。今の今は、まだこれは一体何なんだろう、という思いのみ。  原題は「ハリー・エンゼルの心臓」か。原作は『堕ちた天使』(Falling Angel)とか。映画の題名として変更

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          【こんな映画でした】761.[フライトプラン]

          2022年 5月 5日 (木曜) [フライトプラン](2005年 FLIGHTPLAN アメリカ 98分)  ロベルト・シュヴェンケ監督作品。[きみがぼくを見つけた日](2009)を観ている。ジュディ・フォスター(カイル・プラット役)主演。相変わらずだが、上手い演技だ。やはりジュディ・フォスターファンには見逃せない一本だろう。  保安官ガーソン役をピーター・サースガード(撮影当時33歳)、結構観ている。[終わりで始まりの4日間](2004)・[17歳の肖像](2009)・

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          【こんな映画でした】760.[刑事コロンボ 死者の身代金]

          2022年11月16日 (水曜) [刑事コロンボ 死者の身代金](1971年 RANSOM FOR A DEAD MAN アメリカ 95分)  リチャード・アーヴィング監督作品。今作は「夫殺し」で、妻レスリー役はリー・グラント(撮影当時46歳)。そしてピーター・フォーク(撮影当時44歳)。これはパイロット作品の二作目とのこと。以後、シリーズ化されていくようだ。  犯人を最初に見せておいて、コロンボがどのように追い詰めていくかというパターン。これは[古畑任三郎]もそうで、彼

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          【こんな映画でした】759.[身代金]

          2020年11月 7日 (土曜) [身代金](1996年 RANSOM アメリカ 122分)  「RANSOM」とは「身代金、賠償金、解放、受け渡し」といった意味とか。「ransom money」がまさに「身代金」。凝った作りの映画で、お終いまで目が離せなかった。上手いものだ。内容的としては、子どもの誘拐事件なのだが。ともかく、そんな手があったのかと驚かされた。もちろん成功するとは限らないが。  中で真犯人というか、そのボスのセリフは黒澤明の[天国と地獄]を思い出させるも

          【こんな映画でした】759.[身代金]

          【こんな映画でした】758.[シャーロック・ホームズの殺しのドレス]

          2020年12月18日 (金曜) [シャーロック・ホームズの殺しのドレス](1946年 DRESSED TO KILL アメリカ 69分)  ロイ・ウィリアム・ニール監督作品。初めて。シャーロック・ホームズものの監督として有名であったようだ。11作はあるようだ。そのうち多くは主演ベイジル・ラスボーンということで(今作は撮影当時53歳、他の監督のものも入れると14本くらいか)。  ワトソン博士はナイジェル・ブルース。[レベッカ](1940)で観ているようだ。犯人役のドレスの

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