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【こんな映画でした】62.[みなさん、さようなら]

2021年 1月19日 (火曜) [みなさん、さようなら](2003年 LES INVASIONS BARBARES THE BARBARIAN INVASIONS INVASION OF THE BARBARIANS カナダ/フランス 99分)

 ドゥニ・アルカン監督作品。カナダ人、初めて。主役はレミー・ジラール、撮影当時53歳。息子セバスチャンをステファン・ルソー、撮影当時36歳。なかなかカッコいいが初めて。ナタリー役は私にすればアニー・ジラルド似のマリ=ジョゼ・クローズ、撮影当時32歳。[潜水服は蝶の夢を見る](2007)で観ているようだ。

 妙な言い方だが、「死に方」をテーマにしたような映画。そろそろ私もその時のことを考えざるを得ない年齢になってきた。ティム・バートン監督、アルバート・フィニー主演の[ビッグ・フィッシュ]を思い出す。そこでは死に際して、過去に付き合いのあった友人たちがみんな集まってきてくれるというものだった(虚構であるが)。こちらの映画の方は、現に生きている友人たちが集まってきて看取るというもの。

 邦題については、ある意味当たっているがそれは一面的な見方で、ちょっとどうかな、と思う。原題は「野蛮人・異邦人の襲来・侵入」とかなのだから、もっと考えさせるものがあるはずだ。もっともバーバリアンには無教養な人という意味もあるようだが。


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