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【こんな映画でした】534.[シンデレラマン]

2020年11月10日 (火曜) [シンデレラマン](2005年 CINDERELLA MAN アメリカ 144分)

 ロン・ハワード監督作品。実話に基づくもののようだ。ボクサーの話。この手のが好きな国民性なのかもしれない。主役はラッセル・クロウ。[グラディエーター]で観ている。妻メイ役はレネー・ゼルウィガー、撮影当時35歳くらい。ちょっと変わった雰囲気の人であった。

 特典映像で実際の試合の記録映像を少し見られたが、最終第15ラウンドなど、両者ともへとへとで、映画のようではなかった。さすがに映画ではノックアウト狙いの激しい打ち合いにしてあった。

 それにしても1929年の世界大恐慌の凄まじさの一端が、アメリカはニューヨークのこの映画の舞台からうかがわれる。その悲惨さ、たとえば食糧配給を待つ長い列であるとか、その日一日の職を求めて殺到する男たちのありさまなど、少しは実感できるかもしれない。

 もちろん日本でも例の「娘、売ります」のように悲惨さは変わりなかったが。いずれの例でも実写の記録フィルムも残っており、観たことがあるが、映画の映像はもっとリアルに分かりよいというべきかもしれない。知っていれば授業に使ったかもしれない。

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