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【こんな映画でした】552.[知りすぎていた男]

2020年 6月21日 (日曜) [知りすぎていた男](1956年 THE MAN WHO KNEW TOO MUCH アメリカ 120分)

 ヒッチコック監督作品。こちらが[暗殺者の家]の約20年後のリメイク版。さすがに工夫がなされているし、分かりやすくなっているが、大本の脚本が同じである限りやはり限界があるということか。私にはこのいずれもが合わなかった。

 もちろん前作よりは、分かりやすく工夫されている。場所がモロッコからロンドンに移るのもセリフで言わせている。前作ではサンモリッツからいきなりイギリスになっていたので、なぜなのか分からなかった。

 暗殺のタイミングのオーケストラのシンバルが打ち鳴らされるタイミングも、都合三回私たちに聴かせて、分かりやすくしていた。あと不自然な個所は様々あるが、そういう意味でも今作は、ヒッチコックのものとしては観ていて不満が残った。

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