小説×音楽コラボレーション総括(ジャズ編)
私の音楽趣味について
noteにはYouTube動画を簡単に挿入できる嬉しい機能があり、自分の趣味満載のコラボをたくさんやりました。10月に登録したのでまだ二ヶ月ちょっとしか経っていませんが、せっかくですから一年の終わりに総括をしてみようと思います。
…っと、その前に、せっかくの機会なので私の音楽趣味について軽〜く触れてみましょう。
元々の趣味はクラシックです。中学生ぐらいまでピアノを弾いていたので、その流れからショパンのピアノ曲を中心にベートーヴェンのソナタやラフマニノフのピアノ協奏曲とか。それから普通にJpop。学生の頃からhitomiやTommy February、Every Little Thingとか。ジュディマリは今でも大好きです。カラオケに行くと今でもジュディマリのクラシックやクジラ12号をよく歌ったり…。
一向にジャズが出てきませんね。そうなんです。ジャズやハードロックは、
付き合った男性の音楽趣味の影響
なんですよね。だってインペリテリやジューダスプリーストや北欧メタル系などを、洋楽ハードロック&メタルへの興味が皆無だった普通に平凡な日常を過ごしていた二十代女子が知る機会なんて、あまり無いでしょう(教えてもらったのは二十代)。
ジャズもそうです。最近はぜんぜん行っていませんが、ブルーノートとか、いろいろなジャズクラブへ連れて行ってもらったり、それで、モダンジャズよりも少しクラシカルなビルエバンスとかブルーミッチェルとかアートペッパーが好みになりました。今はクラシック音楽よりもジャズを聴いています。
私にいろいろなジャンル(オペラ、ジャズやハードロックなど)の音楽趣味があるのは…そういう事情です。
さて、前置きはこれくらいにしましょう。
小説「シェルブリュウ黄昏の青」はジャズバーのオーナーバーテンダーがヒロインなのでジャズの名曲の数々が登場します。
♦︎ジャズナンバー〜「黄昏の青」から
第4話 BAR "Ciel Bleu" #01 いつか王子様が
いつか王子様が - ビル・エバンス
ディズニー映画「白雪姫」テーマ曲の洒落たピアノアレンジ。
第8話 BAR "Ciel Bleu" #02 ラ・ヴィアン・ローズ~バラ色の人生~
【メロディ・ガルドー ラ・ヴィアン・ローズ】
あえてオリジナルのエディット・ピアフではなく。気だるい歌声のメロディー・ガルドーは私の好みです。
第9話 熱い夜が明けて~Morning Jazz Number I
【ブルー・ミッチェル I'll close my eyes】
ハードバップのブルーミッチェルのトランペットは、乾いた軽やかさの中にちょっぴり哀愁がある。
第11話 BAR "Ciel Bleu" #03 My Foolish Heart
【ビル・エバンス My Foolish Heart】
夜はまるで美しい調べのよう
気をつけて、わたしの愚かな心
月は相も変わらず白く輝く
気をつけて わたしの愚かな心
ただの誘惑なのか、本当の愛なのか
こんな夜には区別がつかなくなる
キスの魔法にかかると
どちらでも同じ気持ちになってしまうから
彼の唇が私に近づいてくる
気をつけて、わたしの愚かな心
でも二人の唇が重なり合うと
あとは恋の炎が燃え上がるだけ
今度こそ、ただの遊びなんかじゃない
消えてなくなってしまうような夢でもない
今回は本当の愛だから
そうよね わたしの愚かな心
第12話 抱きしめてあげる~Morning Jazz Number II~
【キース・ジャレット 虹の彼方に】
映画「オズの魔法使い」のテーマ曲です。原曲がわからないほどのアレンジプレイで有名なキースジャレットのずるいピアノプレイです。
小説から引用。
即興もパフォーマンスもない、すべての飾りを捨てた研ぎ澄まされた演奏。
ちなみにこの第12話のヒロインの艶っぽいモノローグは私のお気に入りです。
第14話 BAR "Ciel Bleu" #04 "When I Fall In Love"
ブルー・ミッチェル 恋に落ちるとき
ビルエバンスの演奏も好きですけど、あえてミッチェルのトランペットで。
I Fall in Love
第18話 BAR "Ciel Bleu" #05 "Imagination"
アート・ペッパー Imagination
しばらく前にテレビCMで使っていたような。聴いたことがある人は多いかも。
第23話 オーセンティックバーで。妄想と誘惑と…
伊藤君子 River of Crystals
映画「Innocence」から。BARのシーンで流れた曲。映画は今でもカルトな人気を誇る攻殻機動隊のシリーズです。私はこのシリーズをすべてコンプリートしており何度見ても大好きなのですが、当時に付き合っていたカレシに紹介したら
見たけどぜんぜん理解できなかった。何が面白いのかぜんぜんわからない。
などと白けたことを言われてしまい、気持ちが一気に冷めたというエピソードがあります。
♦︎その他の小説
マリアという女 最終話「Ave Maria(アヴェ・マリア)」
サラ・ブライトマン Ave Maria
ハードボイルド小説のエンディング。シューベルトの名曲を現代風にアレンジした美しすぎる一曲です。
私はアメリカンハードボイルドのレイモンドチャンドラーもダシールハメットも好きで、好きすぎてオマージュ的なこの作品を書いたほど。しかしハードボイルド小説や映画が好きなことを男性に言うと
「へえ。女性でもハードボイルドなんて読むんですね」
などとと意外そうな反応をされたことが何度もあります。それってセクハラ…。
最果ての城の姫〜サーガ
伊藤君子 Follow Me
映画「Innocence」のエンディング曲。ロドリーゴのアランフェス協奏曲のジャズアレンジ。なぜ血みどろのダークファンタジーにこの曲を添えたのかは…もしも興味を持っていただいたなら読んでみてください。最後まで。
以上です。ハードロック・ポップス編はまた別の機会に。
それでは…。
本年中は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。気軽に絡んでくださいませ。
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